バッテリーは両機種とも5000mAhを備える。Xiaomi 14T Proは120Wの、Xiaomi 14Tは67Wの急速充電に対応しており、日本モデルでは急速充電器が付属する。Xiaomi 14T Proは19分、Xiaomi 14Tは50分で1%から100%までのフル充電が可能。ソフトバンクはXiaomi 14T Proを「神ジューデン」対応機種として訴求する。
メインメモリとストレージの構成は、Xiaomi 14T Proが12GB/256GBと12GB/512GB、Xiaomi 14Tが12GB/256GBから選べる。
ディスプレイは両機種とも6.7型有機ELを備え、144Hzのリフレッシュレートに対応する。正面から見ると見分けがつかないが、背面はXiaomi 14Tがフラットな一方、Xiaomi 14T Proはフチになだらかなカーブがかかっている。背面の素材は両機種ともガラスだが、Xiaomi 14Tのみ、PUレザー素材を採用した「レモングリーン」を用意している。
防水性能はIPX8、防塵(じん)性能はIP6Xを確保している。おサイフケータイ(FeliCa)にも対応しており、細かな変更点として今回のモデルではFeliCaロゴは記載されていない。
5Gの対応バンドはXiaomi 14T Proがn1/2/3/5/7/8/12/20/25/26/28/38/40/41/48/66/75/77/78、Xiaomi 14Tがn1/3/28/40/41/77/78。ドコモのn79(4.7GHz帯)には対応しておらず、今回もドコモからの販売はなさそうだ。SIMはeSIMとnanoSIMのデュアルSIMとなっている。
Wi-FiはXiaomi 14T ProがWi-Fi 7と6E、Xiaomi 14TがWi-Fi 6Eをサポートしており、Xiaomi 14T Proの方が対応ルーターを使えばより高速な通信が可能だ。
Xiaomi 14T ProはソフトバンクがMNOとして独占販売する他、オープンマーケット向けにも展開する。MVNOの展開については現時点では明らかになっていない。オープンマーケット向けモデルの価格(税込み、以下同)は、12GB+256GBが10万9800円、12GB+512GBが11万9800円。発売は11月下旬以降を予定している。
Xiaomi 14TはauとUQ mobileから12月中旬以降の発売を予定しており、オープンマーケット向けの発売は予定していない。
ソフトバンクとKDDIともに、販売価格はまだ公表していないが、ソフトバンクは「新トクするサポート」、KDDIは「スマホトクするプログラム」を適用して所定の期間に返却することで、安価に運用できるだろう。
Xiaomi 14T Proの10万9800円〜11万9800円という価格は、上位モデル「Xiaomi 14 Ultra」の19万9900円と比べると、約8万〜9万円安い。この金額でライカのカメラや各種AI機能を使えると考えると、コストパフォーマンスは高いといえる。
他社では、ライカ監修のカメラを搭載したシャープの「AQUOS R9」が、オープンマーケットでは10万円前後で販売されており、ライバルになりそうだ。
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