声でiPhoneを操作できる iOS 18の「ボーカルショートカット」を使う方法iPhone Tips

» 2024年12月14日 06時00分 公開
[井上晃ITmedia]

 iOS 18では、アクセシビリティの新機能として「ボーカルショートカット」が利用できるようになった。この機能を活用すると、特定のボイスコマンドをトリガーに、指定した操作を実行できるようになる。本記事では、具体的な操作方法について解説しよう。

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ボーカルショートカットの設定方法

 ボーカルショートカットを利用するには、事前のカスタマイズが必要だ。「設定」アプリを起動し、「アクセシビリティ」の欄を選択する。次の画面にて「ボーカルショートカット」を選択しよう。続けて「ボーカルショートカットを設定」をタップする。

photo 「設定」→「アクセシビリティ」→「ボーカルショートカット」をタップ(画像=左)。「ボーカルショートカットを設定」をタップ(画像=右)

 ボーカルショートカットの設定画面が起動するので「続ける」をタップ。割り当て可能なアクションが一覧で表示される。画面をスクロールするか、キーワード検索を使って、目当ての機能を探そう。

 なお、割り当て可能なアクションは、上から順に「Siri」「ショートカット」「システム」「アクセシビリティ」とカテゴリーで分類されている。今回は例として、「シェイク」を割り当ててみようと思うので、システムのカテゴリーにある「シェイク」を選択した。

photo 「続ける」をタップ(画像=左)。今回は「シェイク」を選択した(画像=右)

 続いて、「カスタム語句」と表示された画面が表示される。「コマンド名を入力」という欄に、声で読み上げるボイスコマンドを入力しよう。例えば、今回は「とりけし」と入力した。

 声を認識させる画面が起動するので、指定のボイスコマンドを3度読み上げよう。筆者が検証した範囲では、ここでは小さくささやくと、機能がうまく実行されなくなったので、人と話すくらいのある程度の音量で声に出した方が良い。画面にある周波数のような部分が大きく揺れる程度で大丈夫だ。

 認識が完了したら「続ける」をタップする。さらに、Appleとのデータの共有の有無を選択したら、セットアップ完了だ。

photo 「コマンド名を入力」をタップして、任意のキーワードを入力し、キーボード操作で確定しよう
photo 音声認識がスタートするので、キーワードを3回繰り返して発話(画像=左)。認識が完了したら「続ける」をタップ(画像=右)
photo 「共有しない」をタップ(画像=左)。ボーカルショートカットが有効になり、マイクが有効になっていることを示すインジケーターが表示されているのが分かる

 これで「とりけし」というキーワードをきっかけに「シェイク」機能が実行されるようになった(※「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「シェイクで取り消し」が有効になっている場合)。例えば、テキスト入力で誤操作をした場合などに、「とりけし」と口頭で喋ることで、端末を振らずともシェイクが実行され、直前の操作を取り消すことができる。

photo 「とりけし」と声に出すことで、シェイクが実行され、直前の操作を取り消すかどうか選択肢が表示された

 同様の設定を複数のアクションに対して繰り返すことで、口頭でキーワードを読み上げるだけで、さまざまなショートカットを駆使できるようになるだろう。

ボイスショートカットの注意点

 ボイスショートカットは、「ヘイシリ」のようなウェイクワードを言わずとも、指定のコマンドを読み上げるだけで利用できるので、アクセシビリティ機能としては便利だといえる。ただし、機能が有効になっている間はずっとマイクがオンになり、音声を認識し続けることになる。バッテリー消費が増えることが見込まれるので、端末のバッテリー残量には注意しておきたい。

 例えば、外出時も含めて日常的に使い続けるならば、マイクの有効状態が続くこともバッテリーの消費増も気になる部分だ。少なくとも外出時には、ボイスショートカットを一時的にオフにし、従来通り「ショートカット」アプリを使って、「ヘイシリ、◯◯して〜」のように、ショートカットを起動させる方が現実的だろう。

 一方、在宅時にケーブルで接続しているような場面なら、同機能をうまく駆使することで「ヘイシリ」を省略できる。発熱などの有無には気を払っておく必要があるだろうが、スマートホーム機器の操作などに応用できる可能性もあるかもしれない。

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