Mate X6は薄くなっただけではなく、カメラ性能も向上しています。メインカメラはMate X3と同じ5000万画素ですが、Mate X6では新たに可変絞りを搭載し、f/1.4からf/4.0の間で手動による調節が可能です。また望遠は4800万画素の4倍、さらに超広角も4000万画素と、フラグシップモデルクラスのカメラを搭載しています。
ディスプレイのサイズは閉じたときが6.45型、アスペクト比は20:3なので違和感なく使えます。そして開けば7.93型の大きな画面となるのです。
開いたときの約4.9mmという薄さは「紙」と思ってしまえるほどスリムです。タブレットでもここまで薄いモデルはありません。
カメラはHUAWEI独自のXMAGEカメラシステムで、コンピューティショナルフォトグラフィーでありながらも自然な色合いを実現しています。HUAWEIは2024年春に強力なカメラを搭載した「Pura 70」シリーズを発売しましたが、Mate X6はそれと同じカラーイメージシステムを搭載しています。Mate X6をカメラフォンとして使うことも十分可能です。
本体サイズを薄くしながらも、ヒンジの角度は自由な位置で止めることができます。本体をL字型にして使えば三脚いらずで写真を撮ったり、またビデオ会議も楽にこなせます。「開くか閉じるか」ではなく数度から180度弱まで自由な位置にヒンジを止めることができることが折りたたみスマートフォンの使い勝手を大きく左右します。
OSはHarmonyOS 4.3がプリインストールされますが、次世代OSであるHarmonyOS Nextもアップデートにより対応が予定されています。
中国のHUAWEIストアでは、実際にHarmonyOS NextをインストールしたMate X6の展示も行われており、新OSの機能を試すことも可能です。日本での投入予定はないでしょうが、真の意味での「第三のOS」となりうるHarmonyOS Next対応モデルとして、Mate X6に対する注目はこれから高まりそうです。
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