シリーズ最上位「Galaxy S25 Ultra」発表 外観からカメラ、新AIまで写真で速攻チェック(2/2 ページ)

» 2025年01月23日 03時00分 公開
[石野純也,ITmedia]
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AI機能を強化 コンテンツの分析やアプリを横断した命令実行が可能に

 ハードウェア以上に強化されたのが、2024年モデルから搭載されてきたGalaxy AIだ。Galaxy S25シリーズの「One UI 7」では、Galaxy AIの機能が強化された他、新機能も追加された。例えば、「スケッチアシスト」という機能を使うと、写真などからイラストを生成できる。従来通り、Samsung Notesアプリで描いた下書きのような線画をイラスト化することも可能だ。

Galaxy S25 Ultra
Galaxy S25 Ultra
Galaxy S25 Ultra 顔写真などからイラストを作るスケッチアシスト。コミックのテイストがどことなくWebtoonの登場人物っぽいのは、韓国メーカーゆえか

 テキストやイラスト作成に主眼が置かれていた2024年までのGalaxy AIに対し、One UI 7で追加された新機能は「AIエージェント」とも呼べるスマホの操作に関わるものが多い。その1つが、サイドメニューに収められた「AIセレクト」。画面上に表示されているコンテンツをAIが分析して、それに合わせた最適なメニューを表示してくれるというものだ。

Galaxy S25 Ultra 新機能の1つであるAIセレクト。画面に表示したコンテンツに合わせた機能が提案される

 例えば、レシピが書かれたメモをAIセレクトで読み取ったところ、単位変換というメニューが表示された。これをタップすると、画面内に表示された単位を別のものに変換できる。また、英語で書かれたレストランのメニューが書かれた画像でAIセレクトを使うと、翻訳やマップがおすすめされた。そのままワンタッチでメニューを翻訳したり、近い料理を出すレストランを地図で検索したりといったことができる。

Galaxy S25 Ultra
Galaxy S25 Ultra レシピとメニュー、それぞれで表示されている機能が異なっていることが分かる。アプリを起点にするのではなく、コンテンツに応じたアプリを起動できるという意味で、操作の作法を変える可能性がある機能だ

 また、「Now Brief」という機能を使うと、時間帯ごとに必要な情報をまとめて表示できる。朝であれば、天気予報やニュース、その日の予定といった具合に必要な情報がまとめられており、昼であれば近隣のレストラン情報が出るといった形で、表示する情報はユーザー自身で選択することが可能だ。

Galaxy S25 Ultra
Galaxy S25 Ultra 必要と思われる情報を一覧できるNow Brief。画面は夜に表示したもので、翌日の天気予報や睡眠状態などが確認できた
Galaxy S25 Ultra
Galaxy S25 Ultra 個人情報を使って表示される情報を最適化できる他、表示するコンテンツをユーザー自身で設定することも可能だ

 もう1つの大きな進化が、アプリをまたがってユーザーの出した命令を実行する機能。これにはGoogleのGeminiが使われており、Google純正アプリやサムスン電子アプリのほか、Whatsappなどの一部サードパーティアプリがこの対象。Geminiはサイドキーの長押しで起動するようになっており、そのまま端末に話しかけるだけで、必要な操作をまとめて行えるという操作体験が売りになっている。

 例えば、「NTTの決算説明会の予定を調べてカレンダーに登録して」というと、GeminiがWeb検索で調べた予定を自動的にカレンダーに登録してくれた。ユーザー自身でこれをやろうとすると、まずブラウザを開いてキーワードで検索をし、表示された結果を見てからカレンダーを起動したあと、それを登録しなければならない。そこそこ手間のかかる作業をAI任せにできるのが、この機能と特徴だ。

Galaxy S25 Ultra Geminiが、複数のアプリを連携させた操作に対応。指示を出すだけで操作が完結する

 メッセージの送信にも対応しており、「近くにあるイタリアンレストランの情報をアレックスに送って」というと、検索からメッセージの送信までを自動でGeminiが実行してくれる。ユーザーがやるのはその結果を確認して、最後の送信ボタンを押すだけだ。

Galaxy S25 Ultra 検索した情報をメッセージとして送るといったこともできる

 サムスン純正アプリもこの機能で利用でき、Samsung Notesに検索結果を保存しておくといった用途に使える。サムスン電子によると、この機能はGoogleと同社が協力して開発したもので、Galaxy S25シリーズに先行搭載されているという。サムスン電子製の内蔵アプリが対応しているのが、その証拠だ。座組としては、Galaxyシリーズに先行搭載された「かこって検索」に近い。

Galaxy S25 Ultra 検索した結果をSamsung Notesに保存することができる

 残念ながらサードパーティーアプリには制限があり、LINEなどで情報を送ることはできない。実行できない操作も残されているため、利用時には試行錯誤も必要になる。まだまだできないことは多く、現状では万能なAIエージェントとはいえないが、その第一歩を踏み出したことは確かだ。対応機能の拡大など、今後の進化が大いに期待できる。

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