東京モノレールが「モノレールSuica」の発売を3月14日で終了 後継はJR東日本の「Suica」「モバイルSuica」

[井上翔，ITmedia]

　東京モノレールは1月28日、交通系ICカード「モノレールSuica」を3月14日をもって終売とすることを発表した。発売済みのモノレールSuicaは、3月15日以降も原則として継続利用可能だ。

　なお、同社では3月15日から親会社であるJR東日本（東日本旅客鉄道）が発行する「Suicaカード」を発売する他、スマートフォンで利用できる「モバイルSuica」「Apple PayのSuica」の利用も推奨している。

3月14日をもって発売を終了する「モノレールSuica定期券」「モノレールSuica」「モノレール My Suica（記名式モノレールSuica）」

モノレールSuicaを定期券として利用している場合の注意点

　モノレールSuicaを定期券として利用している場合、3月14日までは東京モノレールの一部駅にある「自動定期券発行機」や浜松町駅／羽田空港第1ターミナル駅（※1）の窓口で継続購入できる。

　3月15日以降に継続購入を希望する場合は、東京モノレールの浜松町駅の窓口での手続きが必要となる。この際、継続定期券のデータは新しいSuicaカードに載せ替えとなる。一度データを載せ替えれば、自動定期券発行機で継続購入できる。

　この際、有効期限が終わったモノレールSuica定期券を返却する場合は、新しいSuica定期券と併せて提示することでデポジット（預かり金）とチャージ残高を無手数料で払い戻す。

（※1）羽田空港第1ターミナル駅の窓口（南口）での定期券発売は3月14日をもって終了（3月15日以降は自動定期券発行機のみとなる）

再発行時の取り扱い

　紛失／盗難やカードの物理的故障を理由としてモノレールSuica定期券／モノレールMy Suicaを再発行する場合、3月15日以降はSuicaカードへの再発行となる。

（※1）羽田空港第1ターミナル駅の窓口（南口）での定期券の発売は3月14日をもって終了する

3月15日以降はJR東日本と同じSuicaカードを発行する。ただし、無記名式のSuicaカードは現在新規発行を停止しているため、当面の間は「Suica定期券」（左）と「My Suica（記名式Suicaカード）」（右）のみ発売する