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長野県内の「Suica」エリアが拡大 大糸線/篠ノ井線/信越線の一部区間で2025年3月15日から利用可能に

» 2024年12月13日 18時15分 公開
[井上翔ITmedia]

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は12月13日、長野県内における「Suica」利用可能エリアを2025年3月15日(ダイヤ改正日)から拡大することを発表した。そのことに伴い、JRグループの運賃制度における「東京近郊区間」を適用する区間も拡大される。

Suica 長野県内でSuicaを利用できる駅が拡大される

Suicaを利用できるようになる線区

 2025年3月15日からSuicaを含む交通系ICカードでの乗降に対応する線区は以下の通りとなる。

  • 篠ノ井線:松本〜篠ノ井間(塩尻〜松本間は既に利用可能)
  • 信越本線:篠ノ井〜長野間
  • 大糸線:松本〜穂高間

 上記の線区では、同日から「Suica定期券」も発売する。

線区 2025年3月15日からSuicaを含む交通系ICカードでの乗降に対応する線区

東京近郊区間の拡大

 長野県のSuica利用可能線区は、運賃制度上の東京近郊区間に含まれている。今回のSuicaの利用可能エリアの拡大に伴い、先述の対象線区も東京近郊区間に編入される。

 近郊区間制度の適用線区で完結する乗車券は、利用する経路を問わず最短(≒最安)経路で運賃を計算する特例が適用される。一方で、片道101km以上の乗車でも途中下車できない制約が設けられている。

 なお、以下の区間で新幹線を利用する場合は、東京近郊区間で完結する場合でも本制度を適用しない(実際に乗車する経路に従って運賃を計算する)。

  • 東京〜熱海間(東海道新幹線)
  • 東京〜那須塩原間(東北新幹線)
  • (東京〜)大宮〜高崎間(上越新幹線)
東京近郊区間 長野県内のSuicaエリア拡大に伴い、東京近郊区間の適用線区も拡大される

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