三つ折りや極薄のスマホが新トレンド、カメラは“飛び道具”に注目 MWCで見えたスマホ進化の方向性(4/4 ページ)

» 2025年03月24日 15時00分 公開
[佐藤颯ITmedia]
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MWC Barcelona 2025を振り返って

 筆者はMWC Barcelona 2025にて主にデバイスを中心に見て回ったが、カメラスマホは新機種はもちろん、専用のコンセプトモデルが出展されるなど、ハードウェアへの関心の高さは健在だった。

 今回は三つ折りスマホをはじめとした折りたたみスマホから派生した「薄型軽量化」の部分にもフォーカスが当たっていた。特にTECNOの技術力の高さは販売されていない地域のメディアや関係者も驚きの表情だったように思う。

 これから薄型スマホが主流になると断言できないが、従来よりもバッテリーの高密度化によって、薄くても大容量のバッテリーを搭載できるようになったことは大きな進展要素でもある。薄型軽量でも、今ならバッテリー性能を妥協しない実用的なデバイスの開発が可能となっており、今後の製品発表にも期待したいところだ。

 Xiaomiやrealmeが展示した外付けレンズで高画質化を目指すコンセプトモデルは、物理的に制約の大きい機種でもカメラ機能を強化できるアプローチの1つと考えられる。

 特に薄型軽量化が進む折りたたみのスマホにおいて、カメラ性能を強化する課題は薄型化とは相反する。これを両立することは難しく、カメラ外付け化の未来も十分に理解できる。

 AIスマホについては、さまざまなアプリやサービスとAIが接続できるようになることで、スマホの使い方が大きく変わってくることになる。さまざまなアプリと連携できるAI機能が利用できるか否かという点が、今後のスマートフォンを選ぶ上で重要なポイントになるはずだ。

 面倒な航空機の予約、慣れない海外のカフェでのアプリ注文、初めてのUberのピックアップ、日常のSNS投稿──スマホのAIがさまざまなアプリとつながることで、誰でも簡単に利用できる時代になる。

 この機能が使えるか否かで、同じ「AIスマホ」でも明確に差が生まれてしまうだろう。最も分かりやすいものはiPhoneであり、この1年でApple Intelligence対応機種を一気に増やし、廉価なiPhoneもiPhone 16eとするなど従来とは明確に差別化を図った。

 これはAndroid陣営でも同じことがいえるはずだ。AIの機能を使うにはハードウェアもある程度は高い性能が求められてくる。製品を問わず“Androidで使えるAI”が浸透するには、もう少し時間がかかりそうだ。

 2025年はどのようにスマホが進化していくのか、引き続き注目していきたい。

著者プロフィール

佐藤颯

生まれはギリギリ平成ひと桁のスマホ世代。3度のメシよりスマホが好き。スマートフォンやイヤフォンを中心としたコラムや記事を執筆。 個人サイト「はやぽんログ!」では、スマホやイヤフォンのレビュー、取材の現地レポート、各種コラムなどを発信中。

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