インターネットイニシアティブ(IIJ)は4月1日10時から、Unihertz製スマートフォン「Jelly Star」を取り扱う。価格は通常3万2800円(税込み、以下同)。
6月2日までに、他社からIIJmioモバイルサービス ギガプランにMNPで乗り換えると同時に端末を購入すると、「トクトクキャンペーン+【スマホ大特価セール】」を適用でき、9980円で入手できる。
対応サービスは、IIJmioモバイルサービス ギガプラン、IIJmioモバイルサービス タイプD/タイプA、IIJmioモバイルプラスサービス 従量制プランとなっている。
Jelly Starはクレジットカードと同等のサイズに3型(480×854)のディスプレイを搭載したスマートフォン。ボディーサイズは約49.6(幅)×95.1(高さ)×18.7(厚さ)mmで、重量は116gとコンパクトだ。カラーはブラック、ブルー、レッドの3色を用意。
プロセッサにはMediaTek Helio G99を採用する。主に4G(4x4 MIMO)対応のスマートフォンに向けて開発されたプロセッサで、120Hz駆動や1億800万画素カメラでの撮影品質をサポートしている。
Jelly StarのプリインストールOSはAndroid 13と古い。アップデートの有無についてIIJの販売ページには記載がない。メモリは8GB、ストレージは256GBで、microSDXCの搭載が可能となっている。バッテリー容量は2000mAhだ。アウトカメラは4800万画素、インカメラは800万画素で、それぞれシングルカメラだ。
SIMはnanoSIMを2枚搭載できる仕様で、複数の周波数帯の電波を束ねて使用することで、通信速度の向上や安定を図るキャリアアグリゲーションにも対応する。対応バンドは次の通り。
小型スマートフォンは、これまで多くのメーカーが挑戦してきたものの、SNSや動画コンテンツの普及により、片手で操作できること以外のメリットが薄れ、次第に製造やラインアップの中止が相次いでいる。
例えば、Appeは2023年に「iPhone 13 mini」の販売を終了。ソニーも2024年秋に「Xperia 5 V」の後継モデルを発表せず、「小型端末に一定のニーズはあるものの、大画面端末の需要が強まっている」との見解を示した。
過去には、ソニーの「Xperia XZ2 Compact」「Xperia SX」「Xperia ray」、シャープの「AQUOS R Compact」などが発売されたが、いずれも後継モデルは登場していない。
そんな状況の中で、小型スマートフォンを好むユーザーにとって、IIJmioでのJelly Starの取り扱いは朗報といえる。ただし、今後の継続的な展開については不透明な部分もある。
超小型「Jelly Pro」はスマホとしてどこまで“使える”のか?
“Max”という名のスマホに落胆の声 Unihertzの新作「Jelly Max」に「マックスじゃない感」が漂うワケ
FeliCa対応の超小型スマホ「Jelly 2」を試す 文字入力やバッテリーの持ちはどう?
今期は「Xperia 5 V」の後継モデルが登場しない ソニーが今後のスマホ販売方針を明らかに
“コンパクトスマホ”は絶滅するのか? 変わりゆく「小型の定義」と「市場ニーズ」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.