では、Amazonなどで販売されているスマホが技適を取得しているかどうかを確認するにはどうすればいいでしょうか。一番簡単なのは、メーカーや販売店に問い合わせることです。海外メーカーの場合、単に「技適」では通じないこともありますが、大抵は「TELEC認証」で通じると思います。
他には、総務省のデータベースで確認するという方法もあります。総務省では、技適認証を受けた無線機器のデータベースを公開しており、誰でもネット上から検索することが可能です。
ただし、メーカーや型番から技適を取得しているかどうかを調べるのは少し難しいところがあります。というのも、検索ではブランド名ではなく届け出をした企業の名称や製品の正式な型番が必要になるためです。
例えば、格安スマホやタブレットで名前を知られているBlackviewは、技適の申請を運営会社である「DOKE COMMUNICATION(HK)LIMITED」の名称で行っています。これは知らないと探しようがないでしょう。他にも、GoogleのPixel 9 Proは「GEC77又はGEVK」として登録されており、「Pixel 9 Pro」では検索できません。
もちろん、「ブランド名=企業名」なことも多く、素直に端末名称でヒットすることもありますが、メーカー名や端末名称によるデータベースでの検索は「見つかればラッキー」程度に考えていたほうがいいかもしれません。
また、データベースに反映されるまで、長いと半年程度の期間が空くこともあり、最新機種は検索できないこともあります。購入前の確認は、メーカーに問い合わせるのが確実です。
技適を取得済みだと確認して購入した端末でも、念のため本当に技適があるのかを確認しておきましょう。格安端末の場合には、本体背面に貼られているシールに技適の番号が印刷されていることが多いように思います。また、最近の機種では、本体の設定画面で表示できるものも多いです。
表示方法はメーカー(機種)によって異なりますが、Pixel 9 Proの場合は「設定>デバイス情報>規制ラベル」、Galaxy S25 Ultraは「設定>端末情報>認証情報」で表示できます。
Pixel 9 Proの認証情報(左)とGalaxy S25 Ultra(SIMフリー版)の認証情報(右)。Galaxy S25 Ultraは、まだデータベースに反映されておらず、番号自体を検索できませんでしたなお、ほとんどないとは思いますが、無名メーカーの場合、適当な番号を表示していることも考えられます。確認した技適の番号を使って、総務省のデータベースを検索しておくと安心できます。
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