山手線でモバイルバッテリー発火 原因は“リコール対象”の「cheero」と拡散 販売元の見解は?

» 2025年07月24日 06時30分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 7月、山手線の車内でモバイルバッテリーが発火した事故について、NHKなど一部メディアでは、発火元がリコール対象製品だったことを報じている。

 報道内容とリコール対象製品を確認できるサイトの内容を照らし合わせると、販売期間やリコール対象台数の数字が一致しており、X(旧Twitter)では発火製品が「cheero Flat 10000mAh」ではないか、といった情報が出回っているが、事実なのだろうか。

YamanoteLine 山手線 発火事故 火災 手に火傷 傷 物損 損傷 人がケガ 事故 危ない モバイルバッテリー ちーろ cheero アクセサリー ティアールエイ 大阪の会社 関西の企業 機械部品 cheero事業部 リコール対象となっているモバイルバッテリー「cheero Flat 10000mAh」
YamanoteLine 山手線 発火事故 火災 手に火傷 傷 物損 損傷 人がケガ 事故 危ない モバイルバッテリー ちーろ cheero アクセサリー ティアールエイ 大阪の会社 関西の企業 機械部品 cheero事業部 cheero Flat 10000mAhの特徴まとめ。画像は発売時のニュースリリースより引用

 cheeroブランドの製品を販売しているティ・アール・エイは23日、「JR山手線車内でのモバイルバッテリー発火事案につきまして、一部の報道およびSNS上において、弊社製品『cheero Flat 10000mAh』が該当製品ではないかとのご指摘をいただいております」とした上で、「当該製品との関連性についての詳細は確認されておりませんが、事実関係が明らかになり次第、速やかに弊社公式サイトおよびニュースリリースにてご報告いたします」と自社サイトで案内した。

YamanoteLine 山手線 発火事故 火災 手に火傷 傷 物損 損傷 人がケガ 事故 危ない モバイルバッテリー ちーろ cheero アクセサリー ティアールエイ 大阪の会社 関西の企業 機械部品 cheero事業部 ティ・アール・エイでは、「「当該製品との関連性についての詳細は確認されておりません」とした上で、「事実関係が明らかになり次第、速やかに弊社公式サイトおよびニュースリリースにてご報告いたします」と案内している

 合わせて、cheero Flat 10000mAhを所有している人に対しては、使用を控えて問い合わせの窓口(0120-083-703)まで連絡するよう呼びかけている。

  本件について、本誌では事実確認を目的に、ティ・アール・エイへ問い合わせているが、23日23時30分時点で回答は得られていない。

 ティ・アール・エイは、cheeroブランドのスマートフォンアクセサリーやヘルスケア商品の製造や販売を手掛ける企業。中国では、立体駐車場・コンベヤー・シャッターなどに使用される機械部品を製造し、日本国内の顧客に販売を行う企業でもある。

YamanoteLine 山手線 発火事故 火災 手に火傷 傷 物損 損傷 人がケガ 事故 危ない モバイルバッテリー ちーろ cheero アクセサリー ティアールエイ 大阪の会社 関西の企業 機械部品 cheero事業部 ティ・アール・エイの会社概要

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