7月、山手線の車内でモバイルバッテリーが発火した事故について、NHKなど一部メディアでは、発火元がリコール対象製品だったことを報じている。
報道内容とリコール対象製品を確認できるサイトの内容を照らし合わせると、販売期間やリコール対象台数の数字が一致しており、X(旧Twitter)では発火製品が「cheero Flat 10000mAh」ではないか、といった情報が出回っているが、事実なのだろうか。
cheeroブランドの製品を販売しているティ・アール・エイは23日、「JR山手線車内でのモバイルバッテリー発火事案につきまして、一部の報道およびSNS上において、弊社製品『cheero Flat 10000mAh』が該当製品ではないかとのご指摘をいただいております」とした上で、「当該製品との関連性についての詳細は確認されておりませんが、事実関係が明らかになり次第、速やかに弊社公式サイトおよびニュースリリースにてご報告いたします」と自社サイトで案内した。
ティ・アール・エイでは、「「当該製品との関連性についての詳細は確認されておりません」とした上で、「事実関係が明らかになり次第、速やかに弊社公式サイトおよびニュースリリースにてご報告いたします」と案内している合わせて、cheero Flat 10000mAhを所有している人に対しては、使用を控えて問い合わせの窓口(0120-083-703)まで連絡するよう呼びかけている。
本件について、本誌では事実確認を目的に、ティ・アール・エイへ問い合わせているが、23日23時30分時点で回答は得られていない。
ティ・アール・エイは、cheeroブランドのスマートフォンアクセサリーやヘルスケア商品の製造や販売を手掛ける企業。中国では、立体駐車場・コンベヤー・シャッターなどに使用される機械部品を製造し、日本国内の顧客に販売を行う企業でもある。
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