ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。7月21日〜7月27日の期間は、首位の「iPhone 16(128GB)」は6週連続でトップを維持し、2位の「Galaxy S25 SC-51F」も前週と同じ順位をキープ。二強体制が鮮明になっている。
首位のiPhone 16(128GB)は14万5200円という価格で、高性能なA18チップ、48MPカメラの搭載、Dynamic Islandなど最新機能が充実している。特に前世代から大幅に向上したAI処理能力はこの機種ならではの魅力といえる。
2位のGalaxy S25 SC-51F(256GB)は13万5740円で、12GBの大容量メモリと256GBストレージという高いスペックが魅力となっている。5000万画素の広角カメラを含む3眼構成など、カメラ機能も充実している。
3位には「iPhone 15(128GB)」が前週4位から浮上した。11万8910円という価格は現行モデルより約2万6000円安く、A16 Bionicチップの性能も日常使いには十分すぎるレベルだ。USB-C採用や48MPカメラなど基本機能の充実度を考えると、コストパフォーマンスの高さで再評価されているようだ。
一方、前週3位だった「Xperia 10 VI SO-52E」は4位に後退したが、6万2590円という手頃な価格と5000mAhの大容量バッテリーによる2日間駆動という実用性の高さは変わらず支持されている。
5位から10位にかけては、「Google Pixel 9a」が7位から5位に躍進したのが目立つ。8万8000円という価格でTensor G4チップを搭載し、Pixelシリーズ伝統のAI機能も大部分が利用できる。
「iPhone 16e(128GB)」は5位から6位に後退したものの、11万8910円でA18チップを搭載するコスパの高さは健在だ。AQUOS sense9は8位から7位に上昇し、6万7100円という価格帯でPro IGZO OLEDディスプレイを搭載する点が差別化要因となっている。
今週のランキングを見ると、10万円を超えるハイエンド機と6〜8万円台のミドルレンジ機の二極化が進んでいることが分かる。ユーザーは用途や予算に応じて明確に選択しており、中途半端な価格帯の機種は苦戦を強いられている。
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