「大人気ゲーム機『Nintendo Switch 2』が緊急入荷しました」──。ビックカメラ池袋本店は8月2日、公式X(旧Twitter)にてゲリラ販売の実施を告知した。今回の販売は抽選制ではなく、条件を満たした来店者が先着で購入できる形式で、いわゆるゲリラ販売となっている。
販売対象となるのは、以下のいずれかの条件を満たす人に限られる。Aは「ビックカメラのポイントカードまたは公式アプリの所持」、Bは「ビックカメラグループ提携のクレジットカードの所持」だ。いずれかを満たした上で、以下の1〜5の全ての条件に同意する必要がある。
Switch 2は、初代モデルから大幅な進化を遂げたゲーム機として登場。任天堂が6月5日に発売した。ディスプレイにはフルHD(1920×1080ピクセル)表示対応の液晶パネルを採用し、リフレッシュレートは最大120Hzの可変式となっている。これにより、映像の滑らかさが大幅に向上し、アクションゲームや映像作品の視聴においても没入感が増している。
また、新型コントローラー「Joy-Con 2」は、マグネット式の着脱機構を採用。新たに追加された「Cボタン」により、ゲームプレイ中でも即座に「ゲームチャット」機能を起動できる。音声通話しながらのプレイにも対応し、協力プレイや対戦プレイの利便性が高まった。さらに、Joy-Con 2はマウスのようなポインタ操作にも対応し、精密なエイミング操作が求められるゲームにも適している。
Switch 2を巡っては、発売当初からフリマアプリでの高額出品や、譲渡行為がSNSなどで問題視されてきた。こうした背景もあり、販売店各社は転売対策を強化しており、今回のビックカメラの販売もその一環と思われる。
ただ、今回のゲリラ販売では、ビックカメラグループ提携のクレジットカードを所持していること(または公式アプリ/ポイントカードの所持)が前提となっており、特にクレジットカードについては審査が必要で、誰もが即時に対応できるものではない。
抽選販売を経ずに店頭で購入できる貴重な機会ではあるが、その分、条件の厳しさに戸惑う声もある。「いつになったら条件なしに普通に買えるのだろうか?」――そうした疑問を抱く消費者は、発売から約2カ月が経過した今も少なくないはずだ。
とはいえ、普通に購入させない店舗側の工夫があるからこそ、買い占めや転売を食い止めることができるのも事実だ。
本記事で紹介している「Nintendo Switch 2)」の販売情報は、店舗発信情報に基づいたものであり、店舗での常時販売や在庫の確保を保証するものではありません。また、情報が拡散されたことにより、該当店舗に多くの人が集まり、即時完売となる可能性もあります。実際の在庫状況や販売有無については、各店舗に直接ご確認ください。
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