モバイルバッテリーを所有するリスク、165円からの「借りる」でスマートに解決できるかも

» 2025年08月03日 06時00分 公開
[井上晃ITmedia]

 外出先でスマホのバッテリーが切れそうになり、ヒヤッとした経験はありませんか? 充電器やケーブルがあればカフェなどで一息つけますが、いつも持っているとは限りません。かといって、そのためにわざわざ新しいものを買うのは、お金も時間ももったいないですよね。そんな時は、「モバイルバッテリーのレンタル」がスマートな選択です。

 モバイルバッテリーシェアリングの代表的なサービスが「ChargeSPOT(チャージスポット)」です。駅やコンビニ、商業施設などで、このロゴがついた黒い充電ステーションを見かけたことはありませんか? 

 専用アプリでステーションのQRコードを読み取るだけで、すぐにモバイルバッテリーをレンタルできます。もちろん、アプリの地図から近くの設置場所を探すことも可能です。

photo 最近のChargeSPOTのトピックとしては、2025年6月からファミリーマートへの設置が順次展開され、今後3年間で全国のファミリーマート約6000店舗にバッテリースタンドを新たに導入予定だという

 このモバイルバッテリーの便利な点は、3種類の充電ケーブルが一体になっていることです。USB Type-C、Lightning、Micro USBに対応しているため、ケーブルを別に用意する必要はありません。これ1台で、お持ちのスマートフォンや電子機器をすぐに充電できます。

 返却も簡単です。アプリで返却可能なステーションを探し、空いているスロットに差し込むだけ。借りた場所と違うステーションでも返却できるのが大きな魅力です。操作はとてもシンプルなので、初めての方でもすぐに慣れるでしょう。

 ChargeSPOTの利用料金は、時間に応じた段階性の分かりやすいプランです。

  • 30分未満:165円
  • 30分〜1時間未満:330円
  • 1時間〜3時間未満:430円
  • 3時間〜6時間未満:500円
  • 6時間〜12時間未満:570円
  • 12時間〜24時間未満:650円
  • 24時間〜120時間:24時間ごとにさらに+360円
  • 120時間〜:違約金(2000円)込みで計4080円の支払い

 急なバッテリー切れを回避するだけなら、30分165円の充電で十分な場合が多いでしょう。数時間移動しながら使ったとしても500円程度で済むため、非常に経済的です。

 ただし、利用には専用アプリが必須という点にご注意ください。スマートフォンの電源が完全に切れてしまうと、アプリを起動できずバッテリーを借りることができません。いざというときに慌てないよう、事前にアプリをインストールし、登録を済ませておくとよさそうです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー