Nothing Japanは20日、同社初となるオーバーイヤー型のヘッドフォン「Headphone (1)」を日本向けに発表した。価格は3万9800円(税込み)。8月28日に発売する。Nothing.techの他、Amazonや家電量販店などで販売する。
Headphone (1)は、イギリスのオーディオメーカーKEFと音響設計を共同開発した。40mmダイナミックドライバーを搭載し、ニッケル皮膜を採用することでひずみを抑えている。
物理ボタンにこだわった操作系が特徴だ。前後に回転するローラーで音量調整やノイズキャンセリングの切り替え、側面のパドルを押して倒すことで曲送りができる。
表面のボタンはカスタマイズ可能で、SpotifyとApple Musicを切り替える「チャンネルホップ」機能などを割り当てられる。Nothing Japanマネージングディレクターの黒住吉郎氏は「タップやタッチ操作だと回数や場所が分かりづらい。触覚的に確認できるボタンで直感的に操作できる」と物理ボタンの利点を強調した。
ノイズキャンセリングは最大42dB。フィードフォワードマイクとフィードバックマイクを計6個搭載し、600ミリ秒ごとに騒音を検知して打ち消す。2800万通りの騒音シナリオを事前に機械学習させており、AIが最適な処理を判断する仕組みだ。
バッテリー持続時間はノイズキャンセリングオフで80時間、オンでも35時間を実現した。5分の充電で2.5時間使用できる急速充電にも対応する。IP52の防塵(じん)防滴性能を持ち、オーバーイヤーヘッドフォンとしては珍しい仕様となっている。
接続はBluetooth 5.3でLDACコーデックに対応。USB Type-Cケーブルと3.5mmオーディオケーブルが付属し、有線接続でのロスレス再生も可能だ。
「Nothing Phone (3)」日本上陸 背面のドットで多彩な表現、Snapdragon 8s Gen 4搭載で12万4800円から
“ドット”で個性が光る「Nothing Phone (3)」発表 Snapdragon 8s Gen 4搭載で799ポンド(約15万8000円)から
Nothingの4万円台スマホ「CMF Phone 2 Pro」は日本向けに“フルカスタマイズ” 楽天モバイルとの協業も加速
新色や謎のキーがある「Nothing Phone(3a)/(3a) Pro」にいち早く触れた 2モデルは何が違う?
“Xperiaの父”も加わり日本攻略に本腰のNothing スマホ/イヤフォンの両軸が強みになるワケCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.