というわけで、Leica LUXグリップは、iPhoneをLeica LUXと共にカメラとして使いたい人には非常に魅力的な製品だ。
やはりグリップを持って撮ると気分が違うし、構えも安定する。安定すれば構図も決めやすいし、シャッターボタンの半押しがあるので、撮影のタイミングもはかりやすい。
ただ、気になる点が1つあった。サイズだ。
縦位置で撮ろうとグリップを縦位置用につけると、広角(24mm)で撮るときにグリップした指がちょっとかぶっちゃうのだ(これはiPhone 16 Proの場合で、より大きな「iPhone 16 Plus」や「iPhone 16 Pro Max」では試していない)。
MagSafeを使ったグリップ兼シャッターユニットの先輩であるShiftCamの「SnapGrip」では問題なかったので、どこが違うのかと比べると、LUXグリップの方が少し小さいことが原因だと分かった。
並べてみると、Magsafe部分からグリップまでの距離が、少し短いのがわかる。
手の大きさやちょっとした持ち方で変わるだろうけど、縦位置撮影が便利になるのがこの手のグリップの良さの1つだと思うので、ちょいとひっかかった次第。
気になる価格だけど、直販で5万600円。メタリックな質感やLeicaブランド、その操作感を加味すれば十分納得できるし、特典としてアプリのProバージョンの1年間利用権が付帯するので考えようによってはおトクともいえる。
Leica LUXのフリー版は、使えるレンズやルックに制限がある。LUXグリップを買って1年たったら、アプリをフリー版に戻すか契約を更新するか悩むかもしれないが、グリップまで買ったのなら、その後もProバージョンを使い続けたくなるだろうから、そこは覚悟しておくべし。
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