ライカ(Leica)ブランドのスマホ「Leitz Phone(ライツフォン)」の第3弾「Leitz Phone 3」が登場した。
既に知っている人も多いと思うが、Leitz Phone 3の“中身”は基本的にシャープの「AQUOS R8 Pro」なのだけど、Leitz Phoneに求められるのは、どれだけ『ライカっぽい』味付けをしたアーティスティックな写真を撮れるか、そしてどれだけ『ライカっぽい」操作感を味わえるかというところにあると思う。
単に、「超広角から望遠まで、満遍なく何でもそこそこに撮れるカメラが欲しい」というだけなら、ライカじゃなくていいからね。
そんなLeitz Phoneは、第3世代になってどれだけ進化したのか。わざわざLeitz Phoneを選ぶ理由になるような、他とはひと味違う写真を撮れるか。
気になるよね。チェックしてみよう。
赤い「Leitz」のバッジがさんぜんと輝くLeitz Phone 3。背面の質感もいい。
製品には、専用のケースとマグネット式のレンズキャップが付属する。ボディーの処理(質感)は魅力的だけど、このケースを付けて使うことになるのだろうな。
中央にあるカメラは1型サイズで約4720万画素のシングルカメラ。向かって左にもう1つレンズっぽいのがあるけれどもそれは測距用センサーだ。
レンズはLEITZ SUMMICRON(ズミクロン)の19mmでF1.9。Leitz Phoneでおなじみのレンズとなる。
基本だけ押えておくと、レンズとセンサーをフルに使う19mm相当は、カメラアプリでは「0.7x」になる。このときは4画素分を1つにして、約1100万画素サイズの画像が出力される。
「1x」は35mm判換算で24mm相当で、イマドキのスマホにおける1xに合わせてある。
ライカらしいのは、撮影画面で「ブライトフレーム」方式を選べるところ。
「ブライトフレーム」をオンにすると、画面上の画角は0.7x(19mm相当)のまま、24mm相当分の枠(ブライトフレーム)が表示され、実際に写るのはその範囲になる。Leitz Phoneならではの趣向だ。
レンジファインダーカメラのブライトフレームっぽいデザインでなおかつ、写る範囲の外側も見ながら撮れる。
「2x」にすると、50mm相当となる。
続いて、人物も1枚。
という感じであるが、せっかくのライカブランドのLeitz Phoneなのだから「ここがAQUOS R8 Proとは違うぜ!」ってとこを見たい。
それは「Leitz Looks」モードである。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.