ではいろんなシーンをLeitz Lookで撮っていこう。それが、このスマホの特徴が見えてくる一番の手段だと思うのだ。
室内編から行ってみよう。
【SUMMILUX 28 + オリジナル】
まず、カレープレートを真上から撮ってみる。色のバランスや階調がよくて実によい感じに。
【SUMMILUX 35 + シネマクラシック】
次に、カレープレートを食べたお店においてあった古いストーブを撮影。背景がほどよくぼけているのが分かる。渋いなぁ。
【SUMMILUX 35 + シネマコンテンポラリー】
室内編3番目は、ネコ。
ちなみに、黒ネコを撮るときは、露出がけっこう安定しない。黒にひっぱられてしまうのだろうな……(ベースモデルのAQUOS R8 Proにもその傾向はあった)。これはうまくアングルを調節して、黒がぎゅっと締まる感じで撮れたもの。
ここからは、屋外で撮った写真を紹介。屋外編は街のスナップを。
【SUMMILUX 28 + オリジナル】
撮ってみると分かるけど、このカメラは、こういうスナップ写真に向いてると思う。
【SUMMILUX 28 + シネマコンテンポラリー】
建設中のビルと、さびが浮きだしているモノレールを撮ってみる。個人的に「曇り空」と「さび」の組み合わせは似合うと思う。
【SUMMILUX 35 + エンハンスト】
お次は原付スクーターを1枚。「エンハンスト」にすると、色はこってりとし、ググっと締まった絵になる。
【NOCTILUX 50 + オリジナル】
おアーキングメーカーを1枚。背景を大きくぼかしたスナップ写真っていうのもいい。
【NOCTILUX 50 + ヴィヴィッド】
橋の上から、川に浮かぶ屋形船を1枚。50mm時の解像感は、いまひとつかも……。
【NOCTILUX 50 + オリジナル】
夜の風景からも1枚。公衆電話を。
【NOCTILUX 50 + モノクローム】
個人的にはシネマクラシックかシネマコンテポラリーがいい感じかなと思うが、つい撮ってしまうのがモノクロームだ。モノクロの写りはなかなか渋いので、モノクロ写真を量産することに。
【SUMMILUX 28 + モノクローム】
ショッピングセンターのガチャガチャも、趣深くなる。
【SUMMILUX 35 + モノクローム】
駅のホームドアを撮ってみたが、ちょっと不自然さがあるかも……。
なお、Leitz Lookモードのときは、デジタルズームが使えない。単焦点レンズを切り替える感じで、28mm-35mm-50mmから使いたいレンズを選ぶという趣向だ。
と、Leitz PhoneらしいLeitz Looksを中心にいろんなシーンで写真を撮ってみた。
もう1つ、Leitz Phone 3ならではの撮影機能がある。マニュアル写真モードにある「ライカ・パースペクティブ・コントロール」だ。
下から見上げる形で建物を撮ると、通常は遠近感で上がすぼまって写る。それを垂直補正して撮影する機能がこれ。極端に見上げた構図だとわざとらしくなりすぎるので少し離れたくらいがいい。
こんな感じだ。
Leitz Phone 3のベースはAQUOS R8 Proなので、他にも多彩な撮影機能を持っているが、ここではLeitz Phoneらしい撮影に注力してみた。
ライカが自社ブランドで発売する「Leitz Phone 3」に加え、先日、シャープがライカブランドのレンズを搭載した「AQUOS R9」を発表し(AQUOS R9 Proは登場しなかった)、さらに、Xiaomiが同じくライカと協業したカメラを搭載するフラグシップ機「Xiaomi 14 Ultra」を日本にも投入した。
その中でLeitz Phone 3の強みといえば、ライカならではのボディーや画面デザイン、汎用(はんよう)性よりもアーティスティックな写真を撮るのが得意なカメラということになるか。
「Leitz Phone 3」を今、選ぶべき理由 ライカの“濃厚な世界観”に浸れるのはこの機種の特権だ
ライカの新スマホ「Leitz Phone 3」を試す 最上級のスペックに表現力の増したカメラが融合
操作性もAFも改善した「Leitz Phone 2」 その写りを“本家ライカ”と比較した結果
あえて「Leitz Phone 2」を選ぶ理由と惜しいポイント 独自の撮影機能「Leitz Looks」はどう?
ライカのスマホ「Leitz Phone 2」を深掘り AQUOS R7とはどこが違う?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.