廉価モデル「Apple Watch SE 3」9月19日発売、3万7800円から ディスプレイの常時表示、片手のジェスチャー操作が可能に

» 2025年09月10日 03時26分 公開
[田中聡ITmedia]

 米Appleが9月9日(現地時間)、Apple Watchの廉価モデル「Apple Watch SE 3」を発表。9月19日に発売する。

 Apple Watch SE 3は、2022年に「Apple Watch SE(第2世代)」が発売されて以来、3年ぶりの新モデルとなる。プロセッサにS10チップを搭載したことで、ディスプレイの常時表示、片手でのジェスチャー操作、Siriの高速化などが可能になった。ミッドナイトとスターライトのアルミニウムケース、40mmと44mmのサイズを選べる。価格は3万7800円から。

Apple Watch SE 3 3年ぶりの廉価モデル「Apple Watch SE 3」

 ディスプレイが常時表示対応になったことで、手首を上げたりディスプレイをタップしたりすることなく、時刻や通知を簡単に確認できる。強化ガラスは先代モデルより4倍頑丈になった。

Apple Watch SE 3 常時表示ディスプレイを搭載する

 18時間のバッテリー駆動時間を実現し、シリーズで初めて急速充電にも対応した。先代モデルよりも最大2倍の速さで充電でき、15分の充電で最大8時間の使用が可能。また、45分で約80%まで充電できる。

 セルラーモデルは新たに5Gに対応し、ダウンロード速度が向上。新たな5Gモデムを採用したことで、モバイル通信でのバッテリー消費を抑えているという。

 健康管理機能として、生理の予測精度を向上させる排卵予定日の推定、睡眠時無呼吸の兆候が見られた際の通知も可能になった。温度センサーによる健康状態の把握もできる。睡眠スコア機能も備えており、睡眠時間、就寝時間の一貫性、起床頻度、各睡眠段階での所要時間などを見ることで、睡眠の質を改善するためのアドバイスを得られる。

Apple Watch SE 3 睡眠改善のアドバイスを得られる睡眠スコア

 Siriの起動が高速になり、ネット接続を必要としないリクエストをよりスピーディーに処理できるようになった。

 ダブルタップと、手首をひっくり返すリストフリックジェスチャーによる片手操作も行える。ダブルタップジェスチャーでは、親指と人差し指を2回タップするだけで、スマートスタックの起動、通話の応答と終了、メッセージの表示と送信、タイマーの一時停止と終了、アラームのスヌーズなどの操作が可能。リストフリックジェスチャーによって通知を閉じることができる。

 音楽やポッドキャストの音声を、スピーカーから再生できる。電話やFaceTimeでの音声通話では、S10チップを生かした音声分離機能が背景ノイズを抑制してくれる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月05日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  3. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  4. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  5. サイゼリヤの“注文アプリ”が賛否を呼ぶ理由──「使いやすい」「紙メニュー前提」など多様な意見 (2025年11月23日)
  6. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  7. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  8. Z世代で“友人のInstagramアカウント乗っ取り”が流行? いたずらで済まない不正アクセス禁止法違反 保護者が注意すべきこと (2025年12月04日)
  9. NTT系初の耳をふさがない集音器「cocoe Ear」発表 補聴器でない理由、AirPods Proとの違いは? (2025年12月03日)
  10. Googleで最も検索されたワードは何? 2025年のランキング発表 (2025年12月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー