iPhone Airのインパクトが大きい新型iPhoneだが、デザインを刷新したiPhone 17 Pro/17 Pro Maxも見逃せない。
背面とフレームが一体となったユニボディーには、航空宇宙産業レベルをうたう軽量の7000シリーズアルミニウムを採用。さらに、Apple製のベイパーチャンバーを採用したことで、iPhone史上最大の放熱性能を実現したとうたう。
ユニボディーを採用したことでより大きなバッテリースペースが生まれ、バッテリーの持ちも改善。より大きなバッテリーを積んでいるiPhone 17 Pro Maxは、iPhone史上最高のスタミナを実現するという。実際、ビデオ再生時間は16 Pro/16 Pro Maxとの比較でiPhone 17 Proが最大27時間から最大33時間に、iPhone 17 Pro Maxが最大27時間から最大39時間に伸びている。
パワフルかつ効率的なA19 Proチップとベイパーチャンバーを組み合わせることで、iPhone 17 Pro/17 Pro Maxは、先代モデルから40%長くパフォーマンスが持続するという。「ゲーム、ビデオ編集、ローカル大規模言語モデルの実行に最適」だとしている。
ボディーの構造が変わったものの、本体サイズへの影響はほぼなく、iPhone 16 Pro/16 Pro Maxと同等のサイズをキープしている。一方、重量はiPhone 17 Proが7gアップの206g、iPhone 17 Pro Maxが6gアップの233gとなった。ディスプレイサイズは6.3型と6.9型で変わらない。
アウトカメラは4800万画素の広角、超広角、望遠で変わらないが、iPhone 17 Proは3つのカメラが全て「Fusionカメラシステム」に進化した(iPhone 16 Proは広角のみFusionカメラを採用)。Fusionカメラでは、センサーの中央部分を切り出すことで光学2倍相当のズームが可能になるため、より幅広い画角で撮影ができる。
望遠カメラの性能も向上しており、センサーがiPhone 16 Proより56%明るくなったことで、明るい場所ではよりシャープに、暗い場所ではより精細に撮影できるようになった。光学ズームは最大4倍だが、Fusionカメラによって中央部をクロップすることで、光学最大8倍相当のズームが可能になった。デジタルズームは最大40倍まで向上した。
3つのカメラの並びに変更はないが、iPhone 17 Proではカメラの台座が横いっぱい広がるデザインに変更されている。
【訂正:2025年9月18日15時45分 iPhone 17 Proのカメラについて「光学8倍」と表記していましたが、「光学8倍相当」に修正いたしました。】
iPhone 17 Proも128GBモデルはなくなって256GBスタートに変更された。iPhone 16 Pro/16 Pro Maxとの比較で、iPhone 17 Proの価格は256GBが5000円高い17万9800円、512GBが1万円高い21万4800円、1TBが1万5000円高い24万9800円になり、iPhone 17 Pro Maxの価格は256GBは5000円高い19万4800円、512GBが1万円高い22万9800円、1TBが1万5000円高い26万4800円になった。
iPhone 17 Pro Maxのみ2TBが加わり、価格は32万9800円と30万円の大台を突破している。
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