セブン-イレブンで3つある印刷アプリは何が違う? 料金差やメリット・デメリットを整理

» 2026年01月25日 11時02分 公開
[山本竜也ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 「セブンイレブンでスマホから印刷したいだけなのに、アプリが複数あってどれを使えばいいか分からない」「アプリによって料金が変わる」――。 先日、SNSを中心にこのような嘆きが話題になりました。確かにApp StoreやGoogle Playで検索すると、「セブン-イレブン マルチコピー」「かんたんnetprint」「netprint」と、似たようなアイコンの公式アプリが3つも並んでいます。

 なぜ3つもあるのでしょうか。そして結局どれをインストールすべきなのでしょうか。それぞれのアプリの仕様やメリット、そして気になる印刷料金の違いを整理してみました。

セブン-イレブン セブン-イレブンが提供している、3つのプリントアプリ

3つのアプリ、何が違う?

 まずは3つのアプリの仕様を比較してみましょう。比較に関しては、セブンイレブンの公式サイトに用意されていますが、主な違いに関してまとめると下記のようになります。

セブン-イレブン 各アプリの主な違い。大きくは、データの送信方法と印刷料金が異なる

 大きく分けると、プリントしたいデータをスマートフォンから直接送信するか、ネット(クラウド)経由にするかというのが1つの大きな違いとなります。

 セブン-イレブン マルチコピーは、スマートフォンにある写真やPDFなどのデータを、店舗にあるマルチコピー機とWi-Fiで直接接続してデータを送信します。このため、マルチコピー機の前でスマートフォンの操作などが必要になります。スマートフォンに接続して使うネットワークプリンタというイメージです。

 一方、かんたんnetprintとnetprintは、印刷したいデータを事前にnetprintのクラウドサーバに登録する必要があります。といっても、操作自体はアプリからファイルを選択するだけです。登録後は、スマートフォンに表示されるQRコードを店舗にあるマルチコピー機にかざす、あるいは登録に発行される予約番号を入力することでプリントできます。

セブン-イレブン かんたんnetprintとnetprintでは、事前に印刷する写真を登録しておく必要がある

 もう1つの大きな違いが料金です。SNSでも話題になっていましたが、セブン-イレブン マルチコピーとかんたんnetprint/netprintでは、同じデータを印刷する場合でも料金が異なることがあります。

 白黒印刷の料金はどちらも同じ20円ですが、カラー印刷の料金は、かんたんnetprint/netprintの方が割高に設定されています。これはクラウドサーバを利用する料金も含まれるためなのでしょう。

 なお、アプリを使わず、USBメモリやSDメモリカードを持っていき、マルチコピー機に挿入することでも印刷は可能です。この場合の料金は、カラー印刷はセブン-イレブン マルチコピーと同額ですが、白黒印刷は1枚10円となっています。

アプリ別のメリットとデメリット

 ここからは、各アプリの特徴、メリットとデメリットを簡単にまとめてみます。

セブン-イレブン マルチコピー

 このアプリの最大の特徴は、店内のマルチコピー機とWi-Fiで直接通信するという点です。事前にアップロードするのではなく、コピー機の前に立ってからアプリを操作し、データを送信します。

  • メリット
    • 印刷料金が安い:カラー印刷の料金が安くなります。大量に印刷する場合、この差は大きいです
    • スキャン機能:コピー機でスキャンしたデータを、そのままスマホに保存することが可能です
    • 会員登録不要:アプリを入れてすぐ使えます
  • デメリット
    • 操作が少し手間:店頭でマルチコピー機のWi-Fiに接続する手順が必要です
    • Office文書が印刷できない:WordなどのOffice文書の印刷には対応していないので、書類をいったんPDFにするなどの手間があります

かんたんnetprint

 「とにかく今すぐ、1枚だけ印刷したい」という場合に便利なアプリです。会員登録なしですぐに使えます。

  • メリット
    • 登録不要:アプリを入れ、ファイルをアップロードするだけで「QRコード」や「予約番号」が発行されます
    • どこでも登録可:自宅や移動中にアップロードしておき、店舗ではQRコードや番号入力だけですぐに印刷できます
  • デメリット
    • 期限が短い:登録日+1日でデータが消えるため、次にコンビニ行ったら……という使い方には向きません
    • 印刷コスト:クラウド使用料が含まれるイメージで、カラー印刷の料金がセブン-イレブン マルチコピーより割高になっています
セブン-イレブン かんたんnetprintは、会員登録不要で手軽に利用できる

netprint

 かんたんnetprintの上位版で、使用するにはユーザー登録(無料)が必須となります。

  • メリット
    • 保存期間が長い:登録から30日間保持されるため、「来週使う資料」や「次にコンビニ行ったとき印刷する資料」などを登録しておけます
    • 再印刷が楽:一度登録すれば、期間内なら何度でも、別の店舗でも印刷可能です。また、予約番号があれば印刷できるので、他の人に印刷してほしいデータなどがある場合にも便利です
  • デメリット
    • 登録の手間:アカウント作成が必要です
    • コスト:かんたんnetprintと同様、カラー印刷が割高になっています

3つのプリントアプリ、どれを使うべき?

 用途別に整理すると、以下のような選び方がおすすめです。

  • スキャンもしたい、カラーを1円でも安く大量に印刷したい:セブン-イレブン マルチコピー一択です。
  • ユーザー登録は面倒、今すぐ印刷したい:かんたんnetprintがおすすめです。数十円の差なら手軽さを取る、という人に向いています。
  • 資料を長期間(30日間)キープしたい、友人に番号を教えて印刷させたい:netprint」が便利です。

 「コピー機アプリ」とひとくくりに考えがちですが、マルチコピーなのかクラウド印刷ツール(netprint)なのかという根本的な違いがあります。利用頻度と目的に合わせて、使用するアプリを選んでみてください。

Amazonでポータブルプリンターをチェック!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月10日 更新
  1. 「iPhoneの調子が悪いです」の文言、なぜアイホンのFAQに? 実はAppleと深く関係 (2026年02月08日)
  2. 総務省有識者会議が「手のひら返し」な我が国への示唆――日本を国際標準から遅れさせたのは自らの愚策のせい (2026年02月08日)
  3. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  4. KDDI、楽天モバイルとの「ローミング重複エリア」を順次終了 松田社長が言及 (2026年02月06日)
  5. 楽天モバイル、1000万回線突破も残る「通信品質」の課題 5G SAの早期導入とKDDIローミング再延長が焦点に (2026年02月07日)
  6. 東京アプリ、PayPayがポイント交換先に追加される可能性は? 広報に確認した (2026年02月05日)
  7. Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト (2026年02月09日)
  8. 【ニトリ】1990円の「スマホに付けるカードケース」 マグネット対応でスタンドとしても使える (2026年02月07日)
  9. 「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか (2025年11月29日)
  10. あらゆるアプリ操作を任せられる“真のAIスマホ”「M153」が中国で売れまくっている TikTok運営元ByteDanceのエージェントAI「Doubao」を搭載 (2026年02月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年