オプテージが1月27日、モバイル通信サービス「mineo」にて、au回線でのデータ通信、音声通話、SMSに対応したフルMVNO事業に参入することを発表した。フルMVNOによるサービスは2027年度下期の開始を予定している。なお、au回線のデータ通信、音声、SMSに対応したフルMVNOサービスは国内初となる。
フルMVNOでは、加入者管理装置(HLR/HSS)、データ交換機、音声/SMS交換機を保有することで、MVNOが自社でSIMを発行したり、回線の開通・休止、MNPに対応したりできるようになる。
オプテージはフルMVNOとして、かけ放題などの通話サービス、柔軟な設計に対応したデータ通信、海外ローミングサービスなど、既存のMVNOでは提供が難しいサービスの提供を目指す。また、企業や自治体、新規事業者との共創も拡大していく。同社は「これまで以上に顧客ニーズに寄り添った音声サービスの設計が可能になり、データ通信と音声通信を一体に捉えた、より自由度の高い通信体験の創出を目指す」としている。
法人向けには、IoT需要に対応するサービスの開発を進めていく。
今回はau回線を用いているが、国内では初となる、マルチキャリアによる音声フルMVNO事業の展開も視野に入れている。
国内では、IIJ(インターネットイニシアティブ)が2018年からドコモ回線を用いたデータ通信対応のフルMVNOサービスを法人やIoTデバイスに向けて提供している。この他、ソラコムはau回線、丸紅ネットワークはドコモ回線でフルMVNOサービスを提供しており、これら2社の合弁会社であるミソラコネクトがドコモ回線でのフルMVNOサービスを提供している。2026年11月には、日本通信がドコモ回線の音声通話に対応したフルMVNOサービスの提供を予定している。
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