「iPhoneのシェアの高いスマホ市場」に異変!? ショップ店員に聞く「Androidスマホ人気」の実情元ベテラン店員が教える「そこんとこ」(2/3 ページ)

» 2026年02月27日 15時00分 公開
[迎悟ITmedia]

Androidスマホは、確かに売れている 売れ筋は?

 では、肝心のAndroidスマホの売れ行きについて聞いてみよう。

 Android、売れてますよ。どの機種がどれだけって話になると難しいんですが、以前と比べると、Androidスマホで成約になるお客さまは確実に増えていますね。

 売る側である僕らから見たAndroidスマホの利点って、本体価格が安い機種が圧倒的に多いことにあります。

 もちろん、(ハイエンドモデルだと)購入プログラムなどを利用すると月々の負担はiPhoneと変わらないことも多いんですが、お客さまは意外と「最終的に支払い総額はいくらなのか?」っていう点を気にしたり、「2年ぴったりで返却する自信がないので、なんぼか多く払うなら払う額が少なく済む方がいい」と考えたりしているんですよね。

 各社のフラグシップモデルでいうと、サムスン電子の「Gaalxy Z Fold7」のように値段は高くても「今までにない、飛び道具的な機種や機能」を持つ機種に注目するお客さまは増えています。数年前ならゲテモノ扱いだったかもしれませんが、最近はそういう機種でも「ちゃんと使えそう」ということで選択肢に入るようになったのだと思います。

 ただ、Androidスマホの場合、総じて選ばれるのは4万〜5万円程度の機種が多めです。以前なら、この価格帯は「安かろう悪かろう」と思われていたかもしれませんが、最近は総じて動作もこなれてきました。実際に店頭で触ってみて「この値段でも、今使っている機種より動きがサクサクで快適だ!」ということで買って行く人も増えています。

 iPhoneにはないメリットや魅力から、Androidスマホを選ぶユーザーが増えていると、肌でも実感できる機会は増えているという。

ランキング あるキャリアショップに掲示された端末の販売ランキング。「Pixel 10シリーズをまとめるのはどうなんだ?」というツッコミはさておいて、トップ5のうち4機種がAndroidスマホになっているのは数年前では考えられない光景だ

 話をさらに聞くと、特に「Google Pixelシリーズ」のもたらした効果は大きいという。

 やっぱりGoogle Pixelシリーズの存在は大きいです。数年前の「消しゴムマジック(Magic Eraser)」に始まり、重視する人も多いカメラの写りの良さの評判だったり、サイズ感含めてiPhoneに近いことなど、「iPhoneからちょうどいい乗り換え先」として真っ先にPixelを挙げるお客さまは増えています。

 ふんわりとですが、AI機能でいうと「囲って検索(Circle to Search)」だったり、あと最近は「Nano Banana」の画像生成機能がすごかったりと、PixelのAI機能の“ふんわりとした”先進性から興味を示すお客さまが多いです。店頭に稼働するデモ機を置いているのですが、実際にAI機能を試してみたり、「これはどうやれば使えますか?」とスタッフに質問したりする人も結構います。

 今までにない使い方、あるいは便利な機能に期待してPixelを求める人、本当に増えていますね。

 Pixelを中心として、Androidスマホを“指名買い”するユーザーが増えてきたというのは、スマホの売れ行きに変化あるのは事実のようだ。

Pixel Google Pixelシリーズは、Androidスマホの人気を“底上げ”する役割を果たしている

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