筆者はかつて、海外の展示会でカメラの予備バッテリーを切らし、やむなく巨大な12.9インチiPad Proを掲げて撮影し、周囲の失笑を買った経験がある。特定の機能には、やはりそれに適した「サイズ感」がある。
同様に、小型のiPad miniといえども、スマートフォンより一回り大きなボディーを耳に当てて通話する姿は、客観的に見て不格好だ。また、iPadは防水仕様ではないため、屋外での通話利用には浸水のリスクも伴う。
しかし、完全ワイヤレスイヤフォンの普及により、通話スタイルは10年前から激変した。端末をバッグに収めたまま通話できる現在、タブレット単体での音声通話という設計も、あながち非現実的な選択肢ではなくなりつつある。
もちろん、マーケティング的な観点からは、エコシステムの中心であるiPhoneの需要を守るべく、タブレットの通話機能を制限している側面もあるだろう。だが、近年のAppleはUXデザインにおいて大胆な変革を厭わない傾向にある。今後のiPadの進化には注視したい。
振り返れば、2025年秋リリースの「iPadOS 26」で「電話」が標準アプリとして追加された事実は興味深い。単体通話ができない現状を鑑みると不可解な変化だが、これを次世代製品への布石と捉えるならば、酒のさかなになるくらいの想像は膨みそうだ。
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