非常時の「JAPANローミング」はMVNOでも利用可能 ただしデータ通信は非対応のサービスも

» 2026年03月30日 16時46分 公開
[田中聡ITmedia]

 MVNO各社が、非常時の事業者間ローミング「JAPANローミング」の開始について案内している。

 JAPANローミングは、大規模な災害や通信障害などが起きた際に通信手段を確保するために、国内の携帯キャリアが4月1日から共同で提供するサービス。契約している回線が非常時に利用できなくなった場合、他キャリアの回線に切り替えて通信を可能にする。

JAPANローミング JAPANローミングでは、自社回線が非常時に利用できない場合、ローミングによって他社回線を利用可能にする

 JAPANローミングはドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリア間だけでなく、キャリアから回線設備を借りているMVNOにも提供される。3月30日時点で、IIJ(インターネットイニシアティブ)、日本通信、オプテージ、JCOM、ビッグローブ、トーンモバイル、U-NEXT MOBILE、LinksMateなどが案内している。

 JAPANローミングには、110、119、118の緊急通報のみ利用できる「緊急通報のみ方式」と、音声通話とSMSが利用できる「フルローミング方式」の2種類がある。災害や障害の状況に応じて、いずれかの方式でサービスが提供される。フルローミング方式の場合、4キャリアは300kbpsデータ通信も利用できるが、MVNOでデータ通信を利用できるのは一部サービスに限られる。

 トーンモバイルとU-NEXT MOBILEでは、2026年10月以降にデータ通信を利用できる予定だと案内している。IIJはデータ通信について「今後の提供について、決まりましたらご案内します」としている。

JAPANローミング こちらはIIJのニュースリリースより。フルローミング方式でデータ通信が利用できるかどうかはサービスによって異なる

 非常時におけるデータ通信の利用可否はMVNOサービスによって異なるが、緊急通報、音声通話、SMSはMVNOでも利用できることは覚えておきたい。

【訂正:2026年4月1日16時22分 初出時、「LinksMateはフルローミング方式でのデータ通信が利用可能」と記述していましたが、LinksMateのお知らせに訂正が入り、該当箇所を削除いたしました。】

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月13日 更新
  1. 新幹線「独りぼっち席」が話題――「2000円追加で“隣が空席”」との声、なぜ導入? (2026年08月11日)
  2. 楽天の三木谷氏がStarlinkに言及――「正直に言って……」 AST SpaceMobileは過疎地域や海上で効果発揮か (2026年08月10日)
  3. あの「カシャッ!」は意味なし? スマホの「シャッター音」実態に即さず、ネットに見直しを求める声 (2026年06月15日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. LINEの「ミュートメッセージ」有料化へ 相手のスマホを鳴らさずに送れる便利機能 (2026年08月10日)
  6. なぜ? 「PayPay改悪」といまネットで騒がれている理由 ユーザーがすべき対策を解説 (2026年06月05日)
  7. 【ワークマン】1900円の「アーバンマルチストレージショルダー」 大きく開く小分けポケット搭載 (2026年08月10日)
  8. 【3COINS】360度回転する「ベルトファン」、ハンズフリーで衣服内へ直接送風 1980円 (2026年08月12日)
  9. ソニーに聞く「Xperia 1 VIII」の裏側 デザイン刷新や20万円超えの理由、物議を醸したAIカメラ新機能の真相 (2026年08月10日)
  10. 「Suicaがないと死ぬ」──SNSで共感呼ぶ利便性とは? 将来は「改札機」すら消える (2026年01月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー