Leitzphoneの写りにはほとんど不満はないが、それ以外の部分で不満がある。特に今回から搭載されたコントロールリングは一番の不満点だった。コントロールリングでは露出補正やズーム、フィルターなどさまざまな機能を割り当ててリングを回すことで操作できる機能なのだが、これがあまりにも安っぽいのだ。
筆者はLeicaを使っていて一番いいのはその撮影体験だと考えている。Leica M4でいえばフィルムの巻き上げレバーのしっとりとした動き、シャッターの振動と音、Leicaレンズでいえばねっとりとしたピント調整などだ。
一方でLeitzphoneのコントロールリングは一言でいえばチープだ。スカスカで抵抗感がなく、クリック感を演出するハプティクスもiPhoneの3D Touchに及ばない。スカスカすぎて意図せず動いて勝手に露出補正が動き、もはやストレスだったことのほうが多かった。このインタフェースはいただけない。
実際の絞り操作のようなクリック感を出すか、グリスが塗ってあるかのような、より重厚な操作感が再現できるといいと思うが、スマホとしての防水性能や軽量化とのトレードオフになりうる部分だ。コントロールに関してはフォトグラフィーキットのダイヤルがあれば十分だと思うので、現状の完成度なら、いっそなくしてしまった方がいいと思う。
また、デザインは最高に格好よく、特にケースを付けていてもLeicaの赤バッチが付いて所有欲が湧くものの、レンズの入っていないダミーのカメラデザインだけはどうしても受け付けられなかった。望遠カメラとの対称性のためにおいているのだと思うが、ダミーレンズという存在がどうしても中華感が出てしまう。好みの問題だが、これはどうにかしてほしいと感じた。
とはいえ、カメラの機能は一線を画すものがあるし、全体としてはデザインもよく重厚感のあるいいプロダクトであると思う。Leitzphoneは明確に他のスマートフォンと違う写真が撮れるLeicaの名に恥じないカメラに仕上がっている。既にLeicaに触れているLeicaユーザーでも間違いなく満足できるデバイスだといえる。
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