製品評価技術基盤機構(NITE)は、モバイルバッテリーなどリチウムイオン電池搭載製品の事故が近年増加傾向にあり、春から夏にかけて増加し8月にピークを迎えると発表した。事故の約85%が火災に発展している。一方、INFORICHが保有者1406人を対象に行った調査で、無意識に危険な取り扱いをする人が多いことが明らかになった。
NITE監修の「夏に危険なモバイルバッテリーの扱い」によると、高温環境での内部温度上昇が発火リスクを高める。調査ではスマートフォンを充電しながらポケットに入れた人が約24%、車内に放置した人が約19%いた。落下による衝撃や膨張したままの使用も危険だ。手元から落とした人は約19%に上った。
少し膨らんだり傷があったりしても使い続けた人は約7%いた。バッテリー内部に可燃性ガスがたまっていることがあり危険だ。汗や雨でぬれた服のポケットに入れたりぬれながら使用したりするとショートの原因になる。火災事故を防ぐため、NITEは連絡先が確実な販売店から購入し、リコール情報を確認するよう呼びかけた。
異常に熱くなったり変形したりした場合はすぐ使用を中止する。発火した場合は煙に近づかず、火花が収まってから大量の水で消火する。消火後も熱を持つため、可能な限り水没させ119番通報する。バッテリーは取り扱いを誤ると事故につながる。過酷な環境になりやすい夏場は、使い方を見直すことが大切だ。
モバイルバッテリーを使う際にやってはいけないこと “寿命”を縮める恐れも
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