モバイルバッテリー発火事故はなぜ起きる? 実は無意識にやっている「NG行動」が原因

» 2026年06月30日 10時50分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 製品評価技術基盤機構(NITE)は、モバイルバッテリーなどリチウムイオン電池搭載製品の事故が近年増加傾向にあり、春から夏にかけて増加し8月にピークを迎えると発表した。事故の約85%が火災に発展している。一方、INFORICHが保有者1406人を対象に行った調査で、無意識に危険な取り扱いをする人が多いことが明らかになった。

モバイルバッテリー スマホ INFORICHが運営するモバイルバッテリーのレンタルサービス「CHARGESPOT」
モバイルバッテリー スマホ 夏場に急増するモバイルバッテリーの火災事故を防ぐため製品評価技術基盤機構が注意を呼びかけた 無意識のうちに危険な取り扱いをしている利用者が多いことが調査で判明した

 NITE監修の「夏に危険なモバイルバッテリーの扱い」によると、高温環境での内部温度上昇が発火リスクを高める。調査ではスマートフォンを充電しながらポケットに入れた人が約24%、車内に放置した人が約19%いた。落下による衝撃や膨張したままの使用も危険だ。手元から落とした人は約19%に上った。

 少し膨らんだり傷があったりしても使い続けた人は約7%いた。バッテリー内部に可燃性ガスがたまっていることがあり危険だ。汗や雨でぬれた服のポケットに入れたりぬれながら使用したりするとショートの原因になる。火災事故を防ぐため、NITEは連絡先が確実な販売店から購入し、リコール情報を確認するよう呼びかけた。

 異常に熱くなったり変形したりした場合はすぐ使用を中止する。発火した場合は煙に近づかず、火花が収まってから大量の水で消火する。消火後も熱を持つため、可能な限り水没させ119番通報する。バッテリーは取り扱いを誤ると事故につながる。過酷な環境になりやすい夏場は、使い方を見直すことが大切だ。

モバイルバッテリー スマホ 【NITE監修】夏に危険なモバイルバッテリーの扱い6選

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月30日 更新
  1. スマホの「SIM組み合わせ」を3カ月で3回も変えた話 楽天モバイル→日本通信→Y!mobileからの移行先を思案中 (2026年06月29日)
  2. 松屋の券売機が「思いのほか使いやすかった」 それでもネットで不評なのはなぜ? (2026年06月29日)
  3. ティム・クックCEOが「もはや限界」と値上げに言及――すでにAndroidでは値上げラッシュが始まる (2026年06月28日)
  4. 「モラルが欠如している」──LINE安否確認で“悪ふざけ”、SNSで批判の的に (2026年06月26日)
  5. 「EV=長距離は不安」は本当か テスラ・モデルYで東京〜大阪を走破して分かったリアル (2026年06月29日)
  6. ワイヤレス全盛期に「有線イヤフォン」が再注目される理由 (2026年06月30日)
  7. ダイソーで770円の「備えラジオ」は“備える”以上に”ノスタルジック”だった件 目的に徹したシンプルさが懐かしさを呼ぶ (2026年06月27日)
  8. ヨドバシ池袋出店で幕を開ける「新・家電三国志」 ヤマダ、ビックはどう迎え撃つのか (2026年06月30日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. ソニー「aiboはやめません」──“次の開発”も明かす オーナーに「安心してください」と呼びかけ (2026年06月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー