大手キャリアとの連携を強化し、シェアを伸ばしてきたモトローラだが、razr foldは、オープンマーケット版のみ。MVNOもIIJmioに限定される。伊藤氏によると、「motorolaとして最初のFold端末ということもあるので、まずはオープンマーケットで展開する」という。「今後、キャリアとの展開も模索していければ」というものの、現状ではECや家電量販店が主な販路になる。
一方で、メモリやストレージの高騰を受け、その価格は29万9800円と非常に高くなってしまった。欧州価格の1999ユーロ(約37万円)と比べ、日本版は何とか30万円以内に踏みとどまったものの、2025年までに登場したフォルダブルスマホと比べ、一段価格が上がってしまい、より買いにくくなった印象も受ける。
オープンマーケット版は、キャリアのように長期の分割払いが組みづらく、端末の下取りを前提にしたアップグレードプログラムもないため、30万円に迫る価格のスマホがどこまで受け入れられるかは未知数だ。もっとも、それはモトローラ側も織り込み済みの話で、一部販路では公式ストアの価格よりも安く展開している。
例えば、Amazonでは公式価格より3万円弱安い27万2545円で販売されており、発売日の8月4日まで、3万円のクーポンを用意している。これは、Xiaomiなどの中国メーカーが実施する“早割”のような施策に近い。このクーポンを適用すると価格は24万2545円(2026年7月18日時点)まで下がり、2025年までに登場したフォルダブルスマホに近い水準になる。
さらに価格的なインパクトを出してきたのが、モトローラ端末を独占的に扱うことが多かったIIJmioだ。MNPでの割引額は10万円と大盤振る舞いなだけでなく、「IIJmio特別セット」として別売のmotorola pen ultraまでついてくる。ペンまで購入しようとしていた人にとっては、実質的に11万円以上の割引になる。
端末のセット販売に注力しているIIJmioだが、特にモトローラのフォルダブルスマホは差別化につながることも多く、過去にもアグレッシブな施策を展開してきた。大手4キャリアの割引はミリ波非対応モデルで4万4000円までに限定されているが、IIJはその規制の対象外。その意味では、MVNOならではの戦い方ともいえる。スモールスタートになったrazr foldだが、IIJとタッグを組むことでインパクトを出せたといえそうだ。
モトローラ初の横折りフォルダブルスマホ「razr fold」が日本上陸 おサイフケータイ対応で29万9800円
IIJmioで「motorola razr fold」を8月4日に発売 MNPなら10万円割引の19万9800円に
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