ドコモは月額3900円で、FOMAのiモードサービスが使い放題になるパケット定額プラン「パケ・ホーダイ」を6月1日から開始する。すべてのFOMA端末で利用でき、FOMAプラン67以上が対象。パケットパックも5月1日から値下げする。KDDIよりも定額料金を安くし、価格競争もいとわない。
「ドコモが夏にも定額制を導入」と各社が報じた件について、ドコモ社長が会見でコメントした。何も確定していないが、定額制によるビジネスモデルの転換も含んだ形で検討を進めている。
“ケータイ版ADSL”──。KDDIは高速データ通信サービス「CDMA 1x WIN」を発表。通信方式「EV-DO」を使い、下り最大2.4Mbpsの通信速度を月額4200円の定額で提供する。定額制を生かしたテレビ型のコンテンツ「EZチャンネル」もスタートする。
業界でいち早く、携帯電話での“データ通信定額制”を打ち出したKDDI。同社の資料を見る限り、まずは思惑どおりの成果が上がっているようだ。ユーザーデータがどう変化したか、見てみよう。
パケット定額制プランに対応した「CDMA 1X WIN」の、高速通信エリアが3月末に77%まで拡大する。今年9月には人口カバー率90%に達する予定。
速度2.4Mbps、料金は4200円定額。革新的な携帯電話がauから発売された。“ブロードバンドケータイ”を名乗る、CDMA 1x WINの使い勝手はどうなのか。ファーストインプレッションをお届けする。
第3四半期の決算内容も好調なKDDIは、通期予想も増収・増益に上方修正。中心のau事業ではインセンティブ費用を抑えて利益を確保しつつ、1X WINの認知を向上させることで他社の3Gへ対抗していく方針。ドコモのFOMA「900i」への対策も「今の施策を続けていけば当面は十分だ」とコメントした。
1x WIN端末から、au端末はFOMAやボーダフォンの3G端末と互換性のある動画フォーマットを採用する。動画ダウンロードサービス「EZムービー」にも、従来のAMCに代わり、ストリーミングに適したフォーマットを使う。
ドコモが大規模に行ったパケット料金の改定。噂の「定額制」もあった事で、au対抗策にも見えるが、ネットワークの混雑対策や料金面では、両社の違いが明確に現れる。今回の料金改定からドコモの本音と本性を分析する。
auの「1x WIN」は、携帯単体利用時のみながら月額4200円のデータ定額制を実現した。しかし、インパクトのあるデータ通信の陰で、音声通話の料金プランも変更。“ひっそりと値上げ”された感が強い。
定額料金となる「EZフラット」の料金は4200円。これを単純に高いか安いかと述べることは難しいが、従来のデータ通信料金と比較すればバーゲン料金だろう。
124万画素のCCDカメラでたっぷり撮影、撮った画像はメールで送り放題。この分かりやすさが「W21H」のアピールポイントだ。開発期間を短縮し販売価格も抑えめになる見込みで、これまで少々マニアックな印象のあった1X WIN端末を、一般ユーザーにも強く訴求する狙いがある。開発のポイントを日立に聞いた。
「ブロードバンドケータイ」としては初のメガピクセル端末が登場。SXGAサイズの画像もメールに添付して送信可能だ。
124万画素カメラ+WIN端末=きれいな写真を撮って送り放題──。これが「W21H」の楽しさだ。さっそくW21H片手に桜咲き乱れる春の散歩へと繰り出し、“撮って送りまくり”を試してみた。
auの日立製端末「W11H」は、定額使い放題のインターネット利用を可能にした「CDMA 1x WIN」の、現状で唯一の対応端末。“ダウンロードしまくり”を楽しめるこの端末、携帯電話としての使い勝手はどうなのだろう。
CDMA 1X WIN端末の「W11H」は、日立初のQVGAディスプレイ搭載機。日本語入力も“読み+次文節推測変換”を採用するなど使い勝手が進化した。今回はメールやWeb、日本語入力まわりを見ていこう。
高速で定額のデータ通信が可能な“1X WIN端末”に搭載されたのは、31万画素CMOSカメラ。メガピクセルカメラ搭載端末が相次ぐ中、最先端とはいえないが、レスポンスが速く使い勝手は良好だ。
「CDMA2000 1X WIN」の発表に伴い、2つの対応端末が発表された。“自然”をテーマにした日立製端末「W11H」と、au design project端末の第二弾となる京セラ製の「W11K」だ。機能は一緒でデザインが異なる“双子”のブロードバンド端末、どちらを選ぶ?
KDDIは、2GHz帯CDMA2000 1x EV-DO方式データ通信サービス専用のPCカード型端末を3月末に発売する。従来のレンタル提供をやめて買い取り制に移行し、サービス内容も強化する。
自動車とバイク関連の展示会「第37回東京モーターショー2003」が一足早く報道陣向けに公開された。ハイブリッドカーや燃料電池車など“エコカー”が華々しく展示されているなか、テレマティクス関連の製品も見られた。
最大2.4Mbps・定額制──。革新的なKDDIの1X WINサービスは、CDMA2000 1x EV-DOという通信方式によって実現した。そのEV-DOが、今年さらに進化しようとしている。「マルチキャスト」「QoS」そして更なる高速化……。クアルコムジャパンにEV-DOの進化を聞いた。
cdmaOne、1x、1X EV-DOとこれまで後方互換性を維持しながらネットワークを拡張してきたKDDI。au無線アクセス技術部の渡辺文夫部長はEV-DOの拡張に言及、ポイントは“放送モード”と“無線LAN”だと話した。