4つめは自分のための“仕事用モバイル”PC。外回りも多いお父さんを想像して長時間駆動にも対応するノートPCをとなると、どのような構成が向くだろうか。
「モバイルとなると、やはりB5サイズのEndeavor NT350がお勧めです。NT350は標準のほか、長時間/超長時間と、豊富なバッテリーオプションも用意しています」
モバイルということで、B5サイズの軽量ノートPC「Endeavor NT350」(レビュー参照)をベースとしている。このモデルはバッテリー持続時間の向上も望めるPentium Mを搭載できるとともに、豊富なバッテリーオプションを用意する点もポイントだ。
「CPUは快適な作業とバッテリー持続時間を考えPentium Mを、それもかなり高性能な1.86GHz駆動のPentium M 750はいかがでしょう。また、バッテリー駆動による外出先での使用が多いようなので、7時間の駆動時間となる超長時間バッテリーを選択すると安心です」
Celeron MではなくPentium Mを選ぶ理由は、処理速度だけでなく同CPUに搭載するEIST(拡張版Intel SpeedStepテクノロジ)によりバッテリー駆動時間の向上が期待できるためだ。これに約7時間の駆動時間を実現する超長時間バッテリー(7200mAh)を組み合わせて、外出先での利便性を最大限まで高めている。ちなみにバッテリーは、この超長時間バッテリーのほか、最大2.3時間駆動の軽量バッテリー(2400mAh)、最大5.2時間駆動の長時間バッテリー(4800mAh)も用意される。
またOSも企業内でのドメイン参加を考慮してWindows XP Professionalを、外出先からのネットワーク接続も考慮して無線LANのオプションを当然加えたほか、不意の事故による故障も起こる可能性が高いモバイル用途で活用するために、3年間のピックアップ保守サービスと3年間のGoldワランティ、2つの保証サービスを加えた構成となっている。
ベース | Endeavor NT350 | 7万5600円 |
本体カラー | ディープマリンブルー | |
OS | Windows XP Professional SP2 | 1万500円 |
CPU | Pentium M 750(1.86GHz) | 3万6750円 |
グラフィックス | Intel 915GM 内蔵3Dグラフィックス(標準) | |
ディスプレイ | 12.1インチXGA液晶(標準) | |
メモリ | 512Mバイト PC2-3200(標準256Mバイト+256Mバイト×1追加) | 1万500円 |
HDD | Ultra ATA 80Gバイト(2.5インチ/5400rpm) | 1万6800円 |
光学ドライブ | CD-RW/DVD-ROMコンボドライブ | 1万3650円 |
キーボード | 日本語キーボード(ブラック) | 2100円 |
無線LAN | IEEE 802.11b/g/新11a対応無線LAN(Intel Pro/Wireless 2915ABG) | 5250円 |
バッテリー | 超長時間バッテリー(リチウムイオン/7200mAh) | 1万5750円 |
製品保証 | 3年間ピックアップ保守サービス | 6300円 |
Goldワランティ3年間 | 4935円 | |
合計金額 | 19万8135円 |
最後は、高いPCスペックを欲求する“昨今の3Dゲームも快適に遊べる”オトナのハイスペックPCを選んでもらおう。
「3Dゲームを徹底的にストレスなく楽しむなら、断然Endeavor Pro3500がお勧めです。本機は、CrossFire構成も選択できます。自作PCでデュアルグラフィックスカード構成のマシンを組み立てる場合、電源容量やシャシーの冷却性能なども含めて総合的に構成を考慮してパーツを選ぶ必要がありますが、Pro3500なら大丈夫。自作PCのベースマシンとしてもよいですよ」
ベースは、高い拡張性と整備性のよい大型の筐体を採用するハイエンドデスクトップモデル「Endeavor Pro3500」(レビュー参照)である。いまどきの3Dゲームを楽しむには、性能の高いグラフィックスカードの実装が必須である。カードサイズも長く大きい傾向となっているため、搭載できるかどうかはもちろん整備性のよさも考慮すると、大きな筐体が有利である。
「ただし高性能なものといっても予算は限られるでしょうから、“抑えるところは抑え、選ばなければいけないところはこだわる”というテーマとしました」
CPUは最も高価なPentium Extreme Editionではなく、3.20GHz駆動のデュアルコアCPUであるPentium D 940を選びつつ、グラフィックスカードにはPro3500でのみ選択可能な「RADEON CrossFireキット」を選ぶ。このオプションはRADEON X850XT CrossFire EdtionとRADEON X850XT、2枚のグラフィックスカードを用いてCrossFire構成とし、3D描画性能を高めた仕様となる。当然PCとしての基本スペックもそれに応じて、2GバイトのメモリとSerial ATA II接続タイプのHDDを選んでいる。
ベース | Endeavor Pro3500 | 5万7750円 |
OS | Windows XP Professional SP2 | 1万500円 |
CPU | Pentium D 940(3.20GHz) | 4万7250円 |
グラフィックス | RADEON CrossFire キット (RADEON X850XT CrossFire Edition+RADEON X850XT) | 9万4500円 |
メモリ | PC2-5300 2Gバイト(1Gバイト×2) | 6万3000円 |
HDD | Serial ATA II 250Gバイト | 1万8900円 |
HDD設定変更 | パーティション分割(C:40Gバイト D:210Gバイト) | 5250円 |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R DL記録対応) | 1万6800円 |
FDD | マルチメモリカードカードリーダー付きFDD(内蔵) | 4200円 |
キーボード&マウス | PS/2 109コンパクトキーボード(グレー/ホワイト)、USB光学式ホイールマウス(グレー) | 4200円 |
ディスプレイ | 19インチSXGA液晶(エプソン「LD1953G」) | 3万7800円 |
製品保証 | 1年間ピックアップ保守サービス(3年間部品保証) | 標準 |
合計金額 | 36万150円 |
今回の注文はあくまで一例だが、例えば、親に贈るPCの「デジカメ写真の閲覧や印刷も想定した構成例」や子ども用PCの「故障させてしまう可能性が高いユーザーを想定した保証メニュー例」など、安価さだけを求めて選ぶ場合とは異なる、「そういえばそうだな」と感じられる構成の勧め方はさすがと思える。
ボーナス時や夏期休暇前にBTO対応のPCを購入しようと考えてるユーザーは、今回のBTOメニューの選び方を参考にしていただくか、実際に店舗に行ってアドバイスを受けながら購入検討を行ってみてはいかがだろうか。
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