「前向き」なのはデザインだけじゃない──デル「XPS 700」(2/2 ページ)

» 2006年07月12日 20時21分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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BTXでnForce4 SLI X16でIntel EditonなXPS 700

 デルのデスクトップPCの例に漏れず、XPS 700もその構成をBTOで選択できる。CPUにはデュアルコアのPentium Extreme Edition 965、Pentium D 950、同940、930、そしてシングルコアのPentium 4 670が用意され、HDDは最大750Gバイトのドライブを最大3基まで(筐体には4基まで実装できるがBTOで用意されているのは3基まで)選択できるだけでなく、RAID 0もしくはRAID 1の構築も可能だ。

 グラフィクスカードにはエントリーとしてGeForce 7900 GS搭載カードを用意。ハイエンド志向のゲームユーザーのためには、ATIの最上位GPU「RADEON X1900 XTX」かNVIDIAの最上位GPU「GeForce 7900 GTX 512」が選択できる。なお、XPS 700が搭載するマザーボードのチップセットはnForce 4 SLI x16 Intel Editionだけなので、GeForce 7900 GS、GeForce 7900 GTX 512を選択した場合はNVIDIA SLI構成も選べるが、RADEON X1900 XTXを選択した場合は単体構成のみとなる。

 このほか、サウンドカードではチップセット内蔵のコントローラ以外にゲームユーザーに人気のSound Blaster Xi-Fi Xtremeも用意されている。NVIDIA SLI、最大4台のHDDを安定して駆動させるために電源容量750ワットという大容量の電源ユニットが搭載されている。

XPS 700のマザーボードはnForce4 SLI X16 IntelEditionを搭載したBTXタイプと実に個性的な仕様。評価機のグラフィックスカードはGeForce 7900 GTX 512のNVIDIA SLI構成であったが、このようにアジャスタで筐体に固定されている。そのサイズからはGeForce 7950 GX2が組み込めそうな感じであるが、デルはXPS 700のBTOメニューとして用意していない

評価機のサウンドカードはSound Blaster Xi-Fi Xtremeを搭載。OSにはWindows XP MediaCenterEditionが導入されていてTVチューナーカードも組み込まれていた。HDDはステーを介して実装され、こちらもツールフリーで換装可能だ

 このように構成はユーザー次第というXPS 700なのでパフォーマンスもその構成次第となる。ここでは評価機で測定したベンチマークの値を掲載するが、あくまでも評価機のパーツ構成として発揮しうるパフォーマンスということになる。それよりも重要なのはXPS 700のPCケースとしての性能だろう。高性能のパーツを搭載するだけに、静音性能や筐体内部の冷却効果に優れていなければならない。

PCMark05
PCMark5936.0
CPU5300.0
Memory4166.0
Graphics8451.0
HDD6434.0
HDD - XP Startup11.0
Video Encoding299.4
Image Decompression25.8
WMV Video Playback41.0

PCMark04
PCMark6666.0
CPU6511.0
Memory5360.0
Graphics12485.0
HDD5837.0
WMV Video Compression76.2
DivX Video Compression92.6

1024×768ドット、nonAA、nonAniso1024×768ドット、4XAA、8XAniso1600×1200ドット、nonAA、nonAniso1600×1200ドット、4XAA、8XAniso
3DMark06 SM2.0 Score2933.0 2846.0 2834.0 2749.0
3DMark06 Pixel Shader811.1 571.3 381.6 283.1
3DMark06 Shader Particles (SM3.0)35.8 35.0 35.1 33.8
3DMark06 Perlin Noise (SM3.0)205.3 204.9 86.0 85.4
3DMark05 3DMark Score9554.0 9274.0 9082.0 8681.0
3DMark03 3DMark Score33863.0 24023.0 24697.0 15526.0
3DMark03 GT1381.7 378.7 378.3 335.8
3DMark03 GT4225.9 196.9 179.1 140.1

 評価機の構成はPentium D 940、GeForce 7900 GTX 512のNVIDIA SLI構成、HDDはWD2500JS2台のRAID 0構成と発熱が多そうな役者がそろっているが、ベンチマークを走らせているときでもファンの音は至って静かである。筐体内部(電源ユニットの直下)の温度も室温が摂氏26度の環境で摂氏34〜37度の間にとどまっている。ちなみに、この構成における消費電力をワットチェッカーで調べたところ、3DMark03のPixcelShaderテストで417ワットをマークしている。

 高さ572ミリ、重量は22キロ以上と最近のデスクトップPCとしては異例なドデカサイズであるが、そのデザインはシンプルで意外とその存在を主張しない。音もBTXというイメージからは想像できないほどに小さい。それでいて、その内部には高性能のパーツをぎっしりと搭載できるマージンがしっかりと確保されている。

 XPS 700は「デザインに惚れた」というフリークならずとも、高性能のパーツを安心して組み込めるPCを求めているパワーユーザーにもぜひ購入を検討してもらいたいデスクトップPCである。

XPS 700(評価機構成)
CPUPentium D 930(3.20 GHz)
チップセットnForce4 SLI X16 Intel Edition
メインメモリ容量1Gバイト/最大2Gバイト
規格DDR2 SDRAM(DDR2-677MHz)
HDD容量Serial ATA 250Gバイト×2台(RAID 0)
回転数7200rpm
光学ドライブ(DVD-ROM)DVD+R DL対応DVD±RWtドライブ
ディスプレイ
グラフィックスチップGeForce 7900 GTX 512×2
サウンドSoundBlaster Xi-Fi Xtreme
セキュリティ
PCI3
Expressカードスロット
FDD、メモリカードスロットSDメモリカード、メモリースティック、CF、スマートメディアそれぞれ1スロット
USBUSB 2.0×8(前面×2/背面×6)
IEEE13942(前面×1/背面×1)
ビデオ出力
キーボード&マウスPS/2日本語109キーボード、PS/2ホイールマウス、ともにワイヤレス
LAN1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T
無線LAN
Bluetooth
FAXモデム
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)幅218 x高さ 572 x奥行き 616ミリ
重量約22キロ以上
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