「Vista特需って……やっぱり、あったんですね」――久々の好景気に沸く2月のアキバ5分で分かった気になる、2月のアキバ事情(4/4 ページ)

» 2007年03月01日 19時36分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

高付加価値が生き残る道!?――高級パーツを週別に紹介

 最後に、2月中に登場した注目パーツを週別に見ていこう。まず第1週には、Vistaの深夜販売で一時的に店頭に並んだQuad FX用マザーボード「L1N64-SLI WS」が登場した。

 価格は4万円台後半だが、TSUKUMO eX.は「搭載するCPUに比べればかわいいもの。週末にはFX-74とセットで購入したツワモノもいました」とコメントしている。ちなみに、Athlon 64 FX-74は現行のQuad FX対応CPUで最上位のモデル。2個セットで14万円前後なので、マザーボードとセットなら約20万円になる計算だ。そんなツワモノのエピソードを、月末までに複数のショップで4回耳にした。高価ながらも、着実に売れている様子だ。

 第2週は、グロウアップ・ジャパンのHDDマウント「Smart Drive Classic Cooper」。2002年リリースの全銅製マウントを復刻させたモデルで、価格は1万6800円。USER'S SIDE秋葉原本店によると、2002年版は9800円だったが、銅の相場が値上がりしたために高騰してしまったとのこと。HDDの熱を吸収する冷却性能に加え、約2キロの自重がPCケースの振動を抑えることから静音効果も期待できる。

 出足は好調に売れたと語るショップがいくつかあったが、以降は手を出すユーザーが激減したとか。某ショップは「高くても良い品を求める人が購入し、一気にニーズが途絶えた感じです。高級パーツの宿命ですね……」と諦め気味に語った。

 第3週には、2年前から噂されたザルマンの水冷キット「Reserator 2 DC」がようやく登場した。価格は4万5000円弱。板上の外付けラジエータ兼ポンプを備え、CPUブロックとGPUブロックを付属している。前モデルからの売りであるファンレスを踏襲し、自然放熱だけで高い冷却性能を誇る。

 2年前に登場を熱望したユーザーは多く、Reserator 1 plusが登場した頃には、PCパーツショップ・CUSTOMに複数の問い合わせがあったとか。しかし、現在までにサーマルティクのOrchestraなどのライバル機種が登場したこともあり、「入荷してもお客様のリアクションは全然ありません。まあ、気長に待ちます」(PCパーツショップ・CUSTOM)と、スロースタートを余儀なくされる状況となってしまった。

 最後は第4週に登場したabeeのPCケース「AS Enclosure S2R」だ。価格は3万5000円前後で、在庫は潤沢。

 AS Enclosure S2Rは総アルミ製のATXケースで、省スペース設計を突き詰めた結果、ミドルタワーでは世界最小のサイズに仕上がった。フロントやサイドをヘアライン加工のパネルで覆い、正面左から側面にかけてカーブを描くなど、デザインも凝っている。

「値段に見合った高級感があるので、高いと感じる人も少ないでしょう。前シリーズから人気があったので、S2Rもヒットすると思います」(TSUKUMO eX.)と、ショップにも好評だ。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月22日 更新
  1. 文字起こしと要約がずっと無料のAIボイスレコーダー「Comu Action Pro」発売 9月20日まで2万9800円 (2026年08月20日)
  2. 総メモリ748GB、AI性能20PFLOPS! デルがGB300搭載のワークステーション「Dell Pro Max with GB300」を発売 (2026年08月20日)
  3. 全部入りの「Rokid」か、特化型の「Even G2」「Ray-Ban Meta」か? 注目スマートグラス3製品を徹底比較 (2026年08月21日)
  4. RTX 5080は30万円の時代へ――止まらないグラボ高騰の中で6万円台前半の16GB版Radeon RX 9060 XTなど、お盆明けアキバ事情 (2026年08月22日)
  5. “23万円台の最新Let's note”を自らの手で組み上げる! パナソニック コネクト「手づくりレッツノート工房2026」体験記 (2026年08月21日)
  6. ゼンハイザーがaptX Adaptiveをサポートし、ユーザー自身でバッテリー交換も可能になった高性能ワイヤレスイヤフォン「MOMENTUM True Wireless 5」 (2026年08月20日)
  7. ビジネスシーンにもなじむチタンボディー! 本格ランウォッチ「Amazfit Cheetah 2 Pro」を日常使いしてみた (2026年08月19日)
  8. 上下2画面で21型相当の圧倒的作業領域! 実売約7万円で手に入るサンコーの2画面モバイルディスプレイを試す (2026年08月20日)
  9. EIZO、航空管制業務用の32型4K液晶ディスプレイ (2026年08月21日)
  10. サンワ、USBハブ+引き出しを備えたディスプレイ台 (2026年08月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー