「“Penryn”なんてメじゃないぜ」──XPS 710 H2C Edition最強伝説(前編)ダイレクトPC最前線(2/2 ページ)

» 2007年04月27日 21時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 クロック設定はBIOSで行う。というわけで、まずはXPS 710 H2Cを起動しよう。起動画面の「DELL」ロゴに表示されるスクロールバーがウニウニうごめいているうちに[F2]キーを押す。これで、BIOS設定画面に移行する。画面左側にメニュー項目の階層が表示されるが、→キーでカーソルを動かして「Performance」にあわせて[Enter]キーを押すと、Performanceに含まれるサブメニューの階層が表示される。そうしたら、その階層の上から2番めにある「CPU Clock Speed」を選んで(その2つ下にある“OverClocking”ではないので注意)[Enter]キーを押せば、緑色のカーソルがクロック数を表示しているエリアに移動する。

 あとは「上矢印キー」を押せばよい。Core2 Extreme QX6700を搭載したモデルなら、1回押すと「2.93GHz」に、2回押すと「3.20GHz」にクロックが変わるはずだ。用意されているのはこの3段階のみ。自分が設定したいクロックになったら後は[Enter]キー→[Esc]キーで表示されるExitメニューから「Save/Exit」を選べばいい。XPS 710 H2Cが再起動して「3GHz超えPC」に生まれ変わってガシガシと動いてくれる。

XPS 710 H2Cの起動時に[F2]キーを押すと表示されるBIOSの初期画面
CPUクロックの設定は「Performance」のサブメニューにある「CPU Clock Speed」で行う。用意されている選択肢は「上」「中」「下」の3パターンのみ

「そ、それだけ?」

「そう、それだけ」

 組み込まれたH2Cクーラーユニットが優秀なおかげか、Core2 Extremeのマージンの大きさのおかげか、3GHzを超えるオーバークロック状態でXPS 710 H2Cはベンチマークテストをネチネチ走らせても安定して動いてくれる。

 米国で出荷して日本で販売しない理由は定かではないし、せっかくの充実したデルのサポートを棒にふってまでオーバークロックする意味がすべてのユーザーにあるわけでもないので、積極的に勧めるわけではないが、とにかく、BIOSに用意されたたった1つの項目を設定するだけでいとも簡単に3GHz超えで動いてしまう「懐の深さ」をXPS 710 H2Cは持っている。

 さて、その懐の深いXPS 710 H2Cだが、BTOで用意しているOSはイマドキにしては珍しい「Windows XP」のみ。Windows Vistaモデルは存在しない。実はこれもこのPCの「最強伝説」を物語るひとつの重要な要素だったりする。後編ではそのあたりについて紹介する予定だ。

前回掲載したレビューではクアッドコアのCore 2 Extreme QX6700にQuad SLIのGeForce 7950 GX22枚差しという「4×4」でパフォーマンスを測定したが、XPS 710 H2CのBTOでは、最新のGeForce 8800 GTXの2枚差しも用意されている。このように6ピンのPCI Express電源も十分あるのでNVIDIA SLIも問題ない

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月09日 更新
  1. 超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも? (2026年09月08日)
  2. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  3. 10月に登場する「RTX Spark」搭載PCで見た“不可解な”設定値 次期Windowsで変わるGPUメモリの仕組み (2026年09月07日)
  4. 両手が塞がっていても瞬間解錠できるスマートキー「SwitchBot スマートロック Ultra 顔認証パッド」がセールで20%オフの2万7980円に (2026年09月08日)
  5. 再来する“グラボ複数挿し”需要! 220mm径の巨大ファン搭載ケースやFractal新モデルがアキバで話題に (2026年09月07日)
  6. 省スペースで静音性に優れた3Dプリンタ「Bambu Lab A1 mini」がセールで25%オフの2万9900円に (2026年09月08日)
  7. 実売1万円台&縦置き対応! ONPUの14型モバイルディスプレイは初心者の強い味方だった (2026年09月08日)
  8. バッテリーを外せば約639g! 最新CPU「Intel Arc G3 Extreme」搭載の8型ゲーミングPC「OneXFly APEX Air」に触ってきた (2026年09月07日)
  9. HUION、アス比3:2の90Hz駆動ディスプレイを搭載したペン入力対応12.2型Androidタブレット (2026年09月08日)
  10. ラトックシステム、デュアル4Kディスプレイにも対応したHDMI切替器 (2026年09月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー