デル史上、最も美しいPC――写真で見る「XPS One」分解フォトレビュー(2/2 ページ)

» 2007年11月19日 14時00分 公開
[後藤治,ITmedia]
前のページへ 1|2       

デスクトップPC向けコンポーネントを採用

20インチの液晶ディスプレイを支える台座は“首”の部分がアルミニウム製、“足”の部分がガラス製で非常にしっかりとしたつくりだ(写真=左/中央)。背面パネルを外すと、本体内部を一望できる。液晶下部にある2本のネジを外すだけでカバーが取れるため、見た目よりもアクセスは容易だ。内部は一体型PCにありがちなノートPC向けではなく、デスクトップPC向けコンポーネントを採用しており、液晶ユニット裏いっぱいを使って各パーツが配置されている。本体背面は中央部分が最も厚く、両端に向かって薄くなっていくため、その傾斜にそってメモリをナナメに実装したり、光学ドライブを傾けて配置するなど、苦心の跡が見て取れる(写真=右)

電源ユニットは200ワットのDELTA ELECTRONICS製。直径5センチの電源ファンを備える。電源ユニットのすぐ下に3.5インチHDDを搭載するガイドがある(写真=左)。評価機に搭載されていたのはシーゲイトの「Burracuda ST3320620AS」。ちなみに光学ドライブはTEACの「DV-W28SLC」だった(写真=中央)。CPUのヒートシンクからヒートパイプが伸び、本体上部にある直径7センチのブロアーファンに接続されている。内部の熱は下方から吸気し、上方に向けて排出する構造だ。本体下部、上部ともにメッシュ状のあなが空いている(写真=右)

メモリスロットは2基で、PC5300モジュールが2枚実装されていた。そのすぐ左に大きめのヒートシンクがあり、その下にはノースブリッジ(Intel G33 Express)とMXM(モバイルPCI Express)モジュールが接続されている。後者は表示品質を液晶に最適化するディスプレイコントローラ「CHRONTEL CH7308B-TF」。現時点でXPS OneのBTOに外付けグラフィックスは用意されていないが、今後追加する可能性を同社に問い合わせたところ、コメントは得られなかった

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  5. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
  10. MetaがMR/VRヘッドセット界の“Android”を目指す 「Quest」シリーズのOSを他社に開放、ASUSやLenovoが独自の新ハードを開発中 (2024年04月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー