USB“フルセグ”チューナー「MonsterTV HDU」発表会:デル初の地デジ対応

» 2007年10月11日 20時00分 公開
[後藤治,ITmedia]

 デルは10月11日、PC周辺機器の新製品説明会を開催した。この日発表されたのは、液晶ディスプレイ「SP2208WFP」「E248WFP」と、インクジェット複合機「デル オールインワンプリンタ 948」、そしてポータブル地上デジタルTVチューナー「MonsterTV HDU」の計4製品。同社が周辺機器だけの発表会を行うのは初めてのことだが、今回の目玉である手のひらサイズのUSB地デジチューナーに熱い視線が注がれた(関連記事:「お出かけ地デジ」で山手線を回ってみるテスト)

 MonsterTV HDUは、エスケイネット製の外付け地デジチューナーで、「(B-CAS)カードの限界サイズまで縮小」した軽量コンパクトな筐体が特徴。ソニー製チューナーを搭載し、地上デジタル放送の視聴および録画に対応する。さらにオプションのブースター搭載モバイルアンテナを利用することで外出先でも視聴が行える。

MonsterTV HDUのサイズは98(幅)×70(奥行き)×15(高さ)ミリ、重量は80グラム。前面に電源LEDとリモコン受光部を内蔵し、背面にUSBとアンテナ入力、外部アンテナ用電源が並ぶ。稼働中もそれほど熱は帯びていなかった

ソニー製の地デジ専用チューナーを搭載。裏面はB-CASスロットのみになっており、両面実装すれば“技術的には”半分のサイズも実現できるという(写真=左)。リモコンを同梱。データ放送に対応していないため、赤/青/黄色ボタンはない(写真=中央)。「(B-CAS)カードより小さくはできないので……」と語るエスケイネット デジタルプロダクツ 推進室マネージャの田野勉氏(写真=右)

 録画の保存先には外付けストレージを利用できるが、録画番組のムーブなどは行えず、機器の利用に関してはPCとチューナーが原則的に一対一の関係になる。同製品はデルがエスケイネットから独占供給を受ける形で、「Inspiron」および「XPS」シリーズのBTOオプションとしてバンドル販売を行う。なお、MonsterTV HDUのシステム要件は、CPUがCore 2 Duo E4300/T7100以上、もしくはAthlon64 X2 3800+以上とやや高めだ。対応OSはWindows Vista(32ビット)。

視聴ソフトのユーザインタフェースは、液晶パネルを模した青い表示部分と、アイコンを使った操作ボタンが並ぶシンプルなデザインだ(写真=左)。EPGで一週間の番組情報を確認できる(写真=中央)。動作環境はデュアルコアCPUが必須(写真=右)

 MonsterTV HDUの概要を説明したデルソフトウェア&周辺機器マーケティング本部ブランドマネージャの正木龍士氏は、地デジ搭載PCの普及率が低い現状(デスクトップで24%、ノートPCでは4%)の要因の1つに価格面でのハードルの高さを挙げ、「いままで地デジPCは特定のモデルだけ、しかもチューナーの有無で平均6万円から7万円も価格差があった。MonsterTV HDUがBTOに加わったことで、ユーザーの欲しいモデルで手軽に地デジをサポートし、安価に提供できる」とメリットをアピールした。

外付け地デジチューナーの戦略的な背景を説明するデルの正木龍士氏(写真=左)。デスクトップPCにおけるデジタルチューナー搭載PCの普及率は24%(写真=中央)、ノートブックPCでは4%(写真=右)となっているが、その要因の1つは価格差にあるという

 なお、現時点ではPCとチューナーのセットを1つのシステムとして販売するため、MonsterTV HDUの単体販売だけでなく、既存ユーザーに対する追加販売も“行なえない”。また、単体での価格も公開されていない(BTOで追加すると+2万円ほどになる見込み)。オンライン販売の開始は10月16日からだが、ビックカメラ22店舗で地デジパッケージモデルの先行販売が10月13日より行われる。対象モデルは、Inspiron 1720 地デジパッケージ(21万9800円)、Inspiron 1520 地デジパッケージ(17万9800円)XPS M1330 地デジパッケージ(20万4800円)の3機種。


 このほか会場には、1920×1200ドット表示に対応した24インチワイド液晶「E248WFP」(6万8800円)や、200万画素Webカメラを内蔵した22インチ液晶「SP2208WFP」(5万9800円)、インクジェット複合機「デル オールインワンプリンタ 948」(1万8800円予定)も展示されていた。

200万画素Webカメラを内蔵したSP2208WFP。液晶上部のカメラの両側にマイクを搭載する。Webカメラ内蔵モデルでは、9月に20インチモデルの「SP2008WFP」を投入しているが、SP2208WFPは色再現性を92%に上げ、新たにHDMIを備えた

E248WFPはエントリーワイドのラインアップに位置付けられるが、色再現性が92%、コントラスト1000:1と、デジタルハイエンド・ワイドのカテゴリに置かれる「2407WFP-HC」(24インチ/1920×1200ドット)と比べても「遜色のないパネルを採用した」(同社)。ただし、視野角は上下/左右ともに160度になる(写真=左)。個人/SOHO向けのデル オールインワンプリンタ948は、デル オールインワンプリンタ946の後継として印刷速度の向上や自動両面印刷の標準搭載に加え、オプションで無線LANアダプタの追加が可能になった(写真=中央/右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月17日 更新
  1. ドウシシャ、80年代レトロ筐体を採用したBluetooth対応の大型CDラジカセ 11月4日から「GREEN FUNDING」でプロジェクト開始 (2026年10月16日)
  2. “子供にiPadを渡すのが怖い”を解消 『トイ・ストーリー5』のLilypadになれる、BelkinのiPadケースを試す (2026年10月16日)
  3. 個人向けMicrosoft 365のストレージ容量が削減、代わりにAI機能を開放──Microsoftの狙いは? (2026年10月16日)
  4. セールでゲットすべき? ほぼ半額の5980円で買える「Fire TV Stick 4K」は旧モデルと何が違う? (2026年10月15日)
  5. ソースネクストに不正アクセス、会員情報2251万件流出のおそれ パスワードや住所、生年月日など (2026年10月15日)
  6. NVIDIA「RTX Spark」搭載ノートPCの実力は? ASUS「ProArt P14」実機レビュー 3D描画はRTX 5070 Laptop超えも (2026年10月16日)
  7. 「Pixel Watch 5」は買いか? “4”からの乗り換えと失敗しないサイズ選びの鉄則 (2026年10月15日)
  8. 1箱6キー入りで2万7500円! 特別仕様のROGミニチュアキーキャップセットがアキバに降臨 (2026年10月17日)
  9. ASUS ジョニー・シー会長が語る「AI時代にエンジニアが変えてはいけないもの」──思考はアウトソースできても、理解はできない (2026年10月16日)
  10. NVIDIAの新SoC「RTX Spark」は何がすごい? Blackwell+Grace統合で薄型PCが“トークン生成工場”に変わる理由 (2026年10月16日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー