店頭向けモデルのVGN-Z70Bは、CPUがCore 2 Duo P9500(2.53GHz/2次キャッシュ6Mバイト)、メモリが2Gバイト、データストレージが200GバイトHDD(5400rpm)、光学ドライブがDVD±R DL対応のDVDスーパーマルチといった基本スペックだ。OSはWindows Vista Home Premium(SP1)がプリインストールされる。
13.1型ワイド液晶ディスプレイは1366×768ドット表示に対応し、適度な光沢感を持たせながらも外光の映り込みを抑えつつ、表面に傷がつきにくいハードコーティング処理を施した「クリアソリッド液晶」を初採用。色域も広げており、type Sと比べて約2倍、type Tと比べて約1.38倍の色域を確保し、u' v'色度域でNTSC比100%を実現した「リッチカラー仕様」とした。液晶ディスプレイの上部には31万画素のWebカメラを装備する。
ネットワーク機能は、1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11a/b/g/nの無線LAN(11nはドラフト準拠)、Bluetooth 2.0+EDR、FAXモデムに対応。拡張端子は、2つのUSB 2.0、4ピンのIEEE1394、アナログRGB出力、HDMI出力、ヘッドフォン、マイクを搭載する。カードスロットはメモリースティックPRO、SDメモリーカード(SDHC対応)、Express Card/34を備えている。そのほか、指紋センサ、セキュリティチップ(TPM)、FeliCaポートといった機能を持つ。
バッテリー駆動時間は、標準で約9時間、オプションの大容量バッテリー使用時で約13.5時間をうたう。重量は約1.45キロだ。
さらにVAIOオーナーメードモデルでは、最高T9600(2.8GHz)のCore 2 Duo(+1万6000円)をはじめ、64GバイトSSDを2基搭載してのRAID 0構成(+16万4000円)や、64GバイトSSDの1基構成(+7万5000円)、1600×900ドット表示の高解像度ワイド液晶ディスプレイ(+1万円)、Blu-ray Discドライブ(+5万円)、英字キーボード、ワイヤレスWAN、3パターンのプレミアムデザインなどが選択できる(括弧内の価格は、店頭モデルの各スペックと比較した場合の差額)。
※PC USERの取材に対してソニーが回答したVAIOオーナーメードモデルの価格に一部誤りがあったため、修正しました(2008年7月24日)。
ソニーによると、64GバイトSSDを2基搭載してのRAID 0構成は、5400rpmのHDDと比較して約3.7倍、RAID構成ではないSSDと比較しても約2倍のパフォーマンスアップが図れるという。
対応アクセサリとしては、専用のドッキングステーションや大容量バッテリー、増設用メモリ、プライバシーフィルター、数タイプのキャリングケースなどがあり、本体と同時発売される。
なお、動画付きショートレビューはこちら。


ドッキングステーション「VGP-PRZ1」(実売1万9800円前後)は、3基のUSB 2.0、1000BASE-Tの有線LAN、アナログRGB出力、DVI出力を装備(写真=左、中央)。視野角を狭め、左右から画面を見られても表示内容が分からないようにするプライバシーフィルター「VGP-FL14」(実売1万500円前後)も16:9の13.1型ワイド液晶パネル専用のものが用意される(写真=右)

「VGP-CVZ1」(実売1万1800円前後)は本体に装着したまま使える本革製のキャリングカバー(写真=左)。本革製キャリングケース「VGP-CKZ2」(実売1万4800円前後)や、ナイロン/ポリウレタン製のキャリングケース「VGP-CKZ1」(実売5980円前後)といった専用ケースも本体と同時に発売される(写真=中央、右)| VAIO type Z店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
| VAIO type Z | VGN-Z70B | 2スピンドル | 新シリーズ | Core 2 Duo P9500(2.53GHz) | 2048MB | 200GB | Home Premium(SP1) | 26万円前後 |
| VAIO type Z店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
| シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
| VAIO type Z | VGN-Z70B | 13.1型ワイド | 1366×768 | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | GeForce 9300M GS/チップセット内蔵 | − | 約1.45キロ |
VAIO type Zの“外”と“内”を動画で見る
Centrino 2搭載の新デザインノートがめじろ押し――ソニー「VAIO」真夏モデル
「Centrino 2」を採用したエントリー向けモバイル――「VAIO type S」
16:9の16.4型液晶と地デジチューナー搭載のAVノートに変身――「VAIO type F(FW)」
直販専用のビジネス向け15.4型ワイドモデル――「VAIO type BZ」
ソニー、地デジWチューナーとBDドライブを搭載した“黒くて円いVAIO”
ソニーが満を持して投入したホームサーバ――Liblog Station「HS1」の実力(前編)
ソニーが満を持して投入したホームサーバ――Liblog Station「HS1」の実力(後編)
第3の円形VAIOは1TバイトHDD搭載ホームサーバ――Liblog Station「HS1」
ソニー発“ネット世代の写真立て”――Canvas Online「CP1」を試す
VAIO印の無線LAN搭載デジタルフォトフレーム――Canvas Online「CP1」
円形ホームサーバやフォトフレームでPCの利用範囲を拡大――ソニー「VAIO」
ホワイトの花柄が新鮮な10周年記念モバイルノート――「VAIO type T」
基本性能を底上げした薄型軽量ビジネスモバイル機――「VAIO type G」
ゴールドに輝く“ITA PC”が店頭モデルで登場――「VAIO type L」
45ナノCore 2 Quad+6TバイトHDDの映像編集マシン――「VAIO type R master」
シンプルデザインのノートPCが基本性能を強化――「VAIO type N」
基本スペックを強化したカジュアルノートPC――「VAIO type C」
売れ筋ノートのメモリが2Gバイトに――「VAIO type F/N」追加モデル
45ナノCore 2 Extreme搭載のハイエンドAVマシン――「VAIO type R master」
新Core 2 Duo、カラバリ、BD作成ソフトで攻める春の新作――ソニー「VAIO」
新型Core 2 Duoも選べるスタンダードノート――「VAIO type F」
Penryn+プレミアムデザインのモバイルノート――「VAIO type S」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.