“モテ系”ノートPC「FMV-BIBLO S」を使ってみたカワイイPCをマジメに検証(2/2 ページ)

» 2009年03月10日 11時15分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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1280×800ドットの14.1型ワイド液晶を装備

 14.1型ワイド液晶ディスプレイの画面解像度は1280×800ドットだ。表面が光沢処理されているスーパーファイン液晶を採用しており、明るく鮮やかな表示だが、低反射処理が施された「FMV-BIBLO NW」シリーズのスーパーファインDX II液晶に比べると映り込みが目立ち、視野角も狭い印象だ。液晶フレーム上部には有効約130万画素のWebカメラを装備しており、ビデオチャットなどをきれいな画質で楽しめる。

 キーボードは、キーピッチ約19ミリ、キーストローク約3ミリを確保するフルサイズとなっている。特に小さくなっているキーはなく、配列のクセもないので打ちやすい。タッチ感はやや頼りない印象もあるが、ユーザーターゲットを考慮すると許容範囲だろう。

14.1型ワイド液晶ディスプレイの周囲はブラックだが、非光沢の塗装なので周囲の風景がフレームに映り込むようなことはない(写真=左)。キーボードは余裕のある作りで、主要キーのキーピッチが均一なほか、カーソルキーもほかのキーより一段下がっており、総じて入力しやすい(写真=右)

 2ボタン式のタッチパッドは、左右ボタンの中央に配置した指紋センサーによる上下スクロールに対応するほか、シナプティクスの多機能ドライバ(V7.2)が導入されており、パッドの右辺/下辺を使った上下/左右スクロールや、パッド上で2本指を開閉させることで画像やWebページの拡大/縮小を行う「ピンチ」、パッドをはじくような操作によって慣性でカーソル移動させる「モーメンタム」といった、マルチタッチのジェスチャー機能にも対応している(ユーティリティでの設定が必要)。

 また、前述したように本体のカラーリングに合わせた横スクロール対応のホイール付きレーザーマウスも同梱される。タッチパッドの操作に慣れない場合はこちらを使えばよいだろう。

 キーボードの奥には「Support」「Internet」「Mail」「Eco」「Camera」と5つのタッチセンサー式ワンタッチボタンが並ぶ。それぞれヘルプ/Webブラウザ起動/メーラー起動/省電力モード切り替え/カメラソフトの起動に割り当てられているが、設定ユーティリティでカスタマイズすることも可能だ。

タッチパッドにはシナプティクスの多機能ドライバ(V7.2)が導入されている(写真=左/中央)。ユーティリティで設定を有効にすることで、パッドのコーナータップにアプリケーションの起動を割り当てたり、「ピンチ」「モーメンタム」といったマルチタッチによるジェスチャー機能も使える。コントロールパネルからアクセスできるワンタッチボタンの設定ユーティリティでは、各ボタンで起動するアプリケーションの動作をカスタマイズできる(写真=右)

日常用途をストレスなくこなす高パフォーマンス

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア

 OSはWindows Vista Home Premium(SP1)がプリインストールされている。Vistaを利用するうえで快適度の目安となるWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアは右の通りで、チップセット内蔵グラフィックスのため、グラフィックス関連のスコアが多少低いものの、3Dゲーム以外はVista環境でストレスなくこなせる高いパフォーマンスを持っていることが分かる。

 PCMark05 1.2.0のスコアもそれを裏付けるものとなっている。3DMark06 1.1.0のスコアは低調で、やはり本格的な3Dゲームのプレイには向かない。ただし、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3では、この程度のライトなゲームであれば十分快適に楽しめるだけのスコアをマークしている。

左からPCMark05、3DMark06、FF XIベンチ3のテスト結果

 ボディの発熱や騒音もチェックした。室温22度の環境で一連のベンチマークテストを連続実行した直後の温度だが、最も熱くなるのは底面左側のWindowsキーの裏側あたりで36〜37度、表面の手が触れる部分ではパームレスト左側が一番温度が高く34度だった。

 また、暗騒音32dBの環境において本体正面から5センチの距離で騒音レベルを測定したところ、アイドル時はほぼ無音に近い感覚の34〜35dBにおさまり、HDDの音もほとんど気にならなかった。高負荷時では状況に応じて35〜44dBの範囲で変化したが、Webブラウズなどのライトな負荷であれば40dB以下の静かな状態で利用できた。

デザインに魅力を感じるならおすすめ

 基本的なA4ノートPCとしての性能、機能はともに水準以上で、本格的な3Dゲーム以外の用途であればオールマイティにこなすし、騒音や熱設計にも特に問題は見られない。特徴であるビジュアル面も、ターゲットとして想定している20〜30代の女性に限らず、デザインに関心のあるユーザーにとっては強く興味を引きつけられるであろう仕上がりだ。

 量販店での実売価格は12万円前後まで下がっており、ネットショップでは11万円を切るところもある。外装の付加価値を考えると、コストパフォーマンスは高いといえるだろう。PCの基本的な部分がしっかりしていることから、デザインやカラーリングに魅力を感じるならば、十分おすすめできる製品だ。

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