Windows 7は6つのエディション(上位から、Ultimate、Enterprise、Professional、Home Premium、Home Basic、Starter)が用意され、国内の個人向けPCはHome Premium、企業向けPCはProfessionalが主流となる見込みだ。価格情報などは未定だが、最下位のStarterについては追加情報が明らかになった。
Netbook向けプリインストールOSとなる予定のWindows 7 Starterは、同時実行できるアプリケーションが最大3つに制限されるが、セキュリティ対策ソフトなどサービスとして動作する一部ソフトはカウントされないものもあるという。Webブラウザやメールソフト、メッセンジャーは原則として1つに数えられるが、アプリケーション単位で1つとするため、マルチインスタンスを備えたアプリケーションはまとめて1カウントとなる。
同社の中川氏によると、「アプリケーションの設計によって、Windows 7 Starterでのカウント数は変わってくる。Starterでカウントするアプリケーションの条件などの最終的なガイドラインは、製品版のリリース時には公開する」としている。
なお、NetbookのプリインストールOSに関して、米Microsoft Windowsプロダクトマネージャーのマイク・ナッシュ氏は「基本的にNetbookにはHome Premium以上のエディションがよいと考えているが、低価格を優先する顧客のためにStarterの選択肢も用意する。Windows Anytime Upgrade機能でキーを購入すれば、10分以内で機能制限が解除されて上位エディションにアップグレードできるので、StarterをプリインストールしたPCでは、これを積極的に利用してほしい」と述べている。
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