先週末、T-ZONE.PC DIY SHOPにラトックシステムのUSB 3.0カードが展示されていた。特設ショーケースにはPCI Express x1接続の「REX-PEU3」とExpressCard/34カード「REX-EXU3」のサンプル品が入れられており、「年内入荷予定!?」のPOPが張られていた。USB 3.0は理論値で最大5Gbpsの転送速度を持つ新規格で、ラトックシステムが計測したHDDの転送速度結果でみると、Serial ATA接続とくらべて約80%、USB 2.0比で約6倍の速度が出るという。同社は「バスパワーの上限も500mアンペアから900mアンペアに上がっているので、外付けHDDや光学ドライブがUSBケーブルのみで使える可能性が高いです。発売は年内中、早ければ10月に投入する可能性もあります」と話していた。
最後に、そのほかの注目新製品2モデルを紹介したい。PCケースでは、abeeの「AS Enclosure 80X」が注目を集めていた。同社初のドアつきATXケースで、価格は3万5000円弱。アルミ製のドアをフロントに設け、ドアを開くとメッシュ仕上げとなったベイが見られる。ベイ構成は5インチ×9段だ。TSUKUMO eX.は「ドアを閉じたままでもフロント吸気が可能なデザインで、エアフローを考えながらマシンが組みやすいですね。夏休みはマシン一式を組む方が多いため、PCケースも好調に売れます。その波に乗りそうなモデルです」とヒットを期待していた。
ノートPC用の冷却台も夏に売れるアイテムの1つ。パソコンショップ・アークで人気を集めていたのはアーキサイトの「I-T Cooler」だ。中央に19センチのファンを搭載したUSB接続の冷却台で、1980円で販売されていた。透過タイプのアクリルパネルを採用しており、カラーバリエーションはクリア/ブラック/ホワイト/レッド/ピンク/イエロー/グリーン/ブルーの8種類。同店は「ブラックが一番人気ですぐに売り切れました。低価格なのとデザイン性が評価されて、予想以上にヒットしています」と話していた。
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