FPSゲーマーにLynnfieldはお買い得?イマドキのイタモノ(1/3 ページ)

» 2009年10月29日 11時11分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Lynnfield+Intel P55 Expressの構成とBloomfield+Intel X58 Expressの構成では、グラフィックスインタフェースの実装が異なっている

 LynnfieldとIntel P55 Expressの組み合わせは、BloomfieldとIntel X58 Expressの組み合わせと同じく、2基のPCI Express x16スロットを用いたマルチGPU構成に対応する。インテルプラットフォームですでに対応していたCrossFireXはもちろんのこと、Intel X58 Expressと同様にNVIDIAがライセンスを与えたモデルではSLIもネイティブでサポートする。AMDとNVIDIAのマルチGPUを利用できるプラットフォームというのは、ゲーマーにとって重要なポイントだ。ただ、LynnfieldとIntel P55 Expressのシステムと、BloomfieldとIntel X58 Expressのシステムのどちらを選ぶのかの判断は、実をいうとなかなか難しい。どちらもCrossFireXとSLIに対応可能であるが、グラフィックスカードで使えるPCI Expressのレーン数が異なるからだ。

 LynnfieldとIntel P55 Expressのシステムでは、グラフィックスカードを接続できるPCI Express x16がCPU側に統合された。マルチGPUの構成では、16レーンを2つの8レーンに分けることで対応している。一方、BloomfieldとIntel X58 Expressのシステムでは、CPU側ではなく、従来どおりノースブリッジにあたる(ただ、メモリコントローラがCPUに統合されたため、インテルでは“IOH”Input/Output Hubと呼んでいる)Intel X58 Express側からPCI Express x16が出るが、こちらでは2つの16レーンというフル帯域が利用できる。また、BloomfieldとIntel X58 ExpressのシステムとLynnfieldとIntel P55 Expressのシステムでは、ピン互換でないため、購入後にシステムを変更したいと思ったら、CPUとマザーボードの交換になってしまうため、なおさら、最初の決断が重要になってくる。

 こうした視点からLynnfieldの性能を検証するべく、今回はグラフィックスパフォーマンスに的を絞ってLynfield+Intel P55 ExpressとBloomfield+Intel X58 Expressを比較してみたい。今回用意したCPUは、同じ動作クロック(2.93GHz)のCore i7 940とCore i7 870だ。Core i7 940はすでに市場からなくなりつつあり、そのポジションは、より高クロックなCore i7-950(3.06GHz)にとって替わられたが、ここでは動作クロックをそろえてBloomfieldとLynnfieldによる違いを確認する意味で選択している。

 マザーボードには、Intel X58 Expressを搭載したIntelの「DX58SO」と、Intel P55 Expressを搭載したギガバイトの「GA-P55-UD6」を用いている。GA-P55-UD6は、ギガバイトのIntel P55 Express搭載ラインアップの最上位モデルで、SLIとCrossFireXの双方にネイティブで対応する。6基のDIMMスロットを持つのが特徴で、合計8バンクまで、例えば1バンクのメモリ4枚と2バンクのメモリ2枚という組合せが可能だ。オンボードスイッチや計12ポートと豊富なSerial ATA/eSATAインタフェースなど、機能が充実したハイエンド製品だ。また、グラフィックスカードには、同じギガバイトのGeForce GTX 275搭載「GV-N275UD」を2枚用意した。グラフィックスメモリが定格からオーバークロックされている。

ギガバイトの「GA-P55-UD6」(写真=左)は、PCI Express x16スロットを3基載せているが、3本目のスロットは4レーン接続でのみ動作する。組み合わせるグラフィックスカードもギガバイトの「GV-N275UD」(写真=中央)だ。なお、今回はSLI構築のためにCrosairの850ワット電源「HX850W」(写真=右)も用意した。SLI認証を受けているのはもちろん、80 PLUS Goldに限りなく近い80 PLUS Silver電源という特徴でも注目を集めた。80 PLUS Silverの製品としても安価な部類に入る

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月23日 更新
  1. 新型「Mac mini」「Mac Studio」徹底レビュー! ローカルAIはついに“実用域”へ エージェントAIに事務仕事を任せて分かった驚異の進化 (2026年09月22日)
  2. あの名コンビの声が“公認AI”で6カ国語に! 麻布台ヒルズ「まんが日本昔ばなし展」で体験するAI音声の最前線 (2026年09月22日)
  3. デスクをすっきり整理できる「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」がセールで25%オフの2万4690円に (2026年09月22日)
  4. 液晶ポリマー採用のSudokoo製ファンやSANDISK新SSD「Optimus」がアキバに上陸! ゲーミングデバイス「AIM1」など新顔多数の秋連休アキバ (2026年09月21日)
  5. 15型PCや書類をスマートに収納する「ザ・ノース・フェイス Shuttle デイパック」がセールで20%オフの2万4649円に (2026年09月22日)
  6. 25万以上が訪れるも異例の幕切れとなったTGS2026 MSIのゴッホコラボPCから手軽な配信アプリまで、会場で見つけた注目製品をレポート (2026年09月21日)
  7. PCのストレージ不足解消と高速化に役立つ「キオクシア 2TB 内蔵SSD SSD-CK2.0N4B/R」がセールで10%オフの5万8480円に (2026年09月20日)
  8. PC回りの音質を手軽に向上させる「Creative Pebble V3」が20%オフの4384円に (2026年09月22日)
  9. Gemini搭載PC「Googlebook」ついに予約開始へ/Anthropic CEOのAI開発減速提言 (2026年09月20日)
  10. 通勤とジム通いを両立できるバックパック「マムート セオン トランスポーター 25」がセールで40%オフの1万4413円に (2026年09月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー