アイ・オー・データ機器は11月4日、miniB-CASカード採用の地上デジタル放送対応チューナーを発表した。PCI Express x1カードの内蔵型「GV-MVP/HS3」、USB 2.0バスパワー駆動の外付け型「GV-MVP/HZ3」および「GV-MC7/HZ3」の3モデルを11月下旬に発売する。録画ソフトはGV-MVP/HS3とGV-MVP/HZ3が同社独自の「mAgicTV Digital」、GV-MC7/HZ3がWindows 7搭載のWindows Media Centerだ。価格はGV-MVP/HS3とGV-MVP/HZ3が1万4280円、GV-MC7/HZ3が9975円。
miniB-CASカード搭載地デジチューナーのラインアップ | |||
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製品名 | ボディ形状 | 録画ソフト | 価格 |
GV-MVP/HS3 | PCI Express x1内蔵型 | mAgicTV Digital | 1万4280円 |
GV-MVP/HZ3 | USB 2.0外付け型 | mAgicTV Digital | 1万4280円 |
GV-MC7/HZ3 | USB 2.0外付け型 | Windows 7のWindows Media Center | 9975円 |
これら3モデルは、ARIB規格の改定により従来のB-CASカードより小型化したminiB-CASカードを採用。カードサイズは携帯電話に使われているSIMカードと同じで、カードスロットの小型化によりボディサイズもコンパクトになった。本体サイズと重量はGV-MVP/HS3が73(幅)×69(高さ)ミリで約45グラム、GV-MVP/HZ3とGV-MC7/HZ3が86(幅)×29(高さ)×52(奥行き)ミリで約56グラムだ。GV-MVP/HZ3にはロープロファイル対応ブラケットが添付される。
mAgicTV Digitalで録画を行うGV-MVP/HS3とGV-MVP/HZ3は、Windows XP(SP2)/Vista/7(Windows 7は64ビット版も対応)で動作する。12セグの地デジ放送とワンセグの受信に対応し、地デジの受信感度が低下した場合、自動的にワンセグに切り替えて録画することが可能だ。録画したワンセグ番組はメモリースティックPROデュオにダビングでき、PSPに入れて持ち出せる。GV-MVP/HZ3にはワンセグ用のロッドアンテナも付属する。mAgicTV Digitalは新たに1.5倍速の音声付き再生に対応した。
GV-MC7/HZ3はWindows 7のWindows Media Centerでのみ動作するモデル。OSの標準機能を利用することで、低価格化を図った。アイ・オー・データ機器独自の機能拡張を行うことで、Blu-ray Disc/DVDへのダビングやDTCP-IPによる録画番組のホームネットワーク配信も実現している。
アイ・オー・データ機器は、地上/BS/110度CS放送に対応したUSBバスパワー駆動の外付け型チューナー「GV-MVP/VZ」も同時発表した。価格は1万6485円で、11月中旬に発売する予定だ。
GV-MVP/VZは2009年6月下旬に発売されたPCI Express x1カードの内蔵型チューナー「GV-MVP/VS」と同等の機能を備えたUSB 2.0接続の外付け型モデル。録画ソフトはmAgicTV Digitalを用いる。対応OSはWindows XP(SP2)/Vista/7だ(Windows 7は64ビット版も対応)。
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