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» 2010年05月26日 04時00分 公開

林信行がおすすめする「iPad」プレゼン術iPadが変える未来(2/3 ページ)

[林信行,ITmedia]

慣れれば2本指でかなり高速にタイプが可能

 前述したように、iPadを使い始めてから最初の3〜4週間は、とにかく楽しいし、会う人、会う人に見せてほしいと頼まれるので、なかなか仕事で活用するまでにはいたらなかった。しかし、ちょうど1カ月くらい経ったころから、iPadが仕事のツールとしてもメキメキ本領を発揮し始めた。

ソフトウェアキーボードは、慣れるまでは少し大変だが、数週間使ってホームポジションにこだわらず2本指で打ち始めると、それなりに快適に打てるようになった

 それはちょうどiPadのソフトウェアキーボードにもかなり慣れてきたころだ。PCのように手をホームポジションに置き文字を高速入力する、というわけにはいかないが(指を置いてしまうと反応してしまうから指を画面に置けない)、左右の親指や、左右の人差し指を使う方法で、それなりに速く入力できるようになる。最初は日本語の変換に中途半端に余計な助詞がついてしまったりしてわずらわしかったものの、こちらもしばらく使い込むうちにだいぶ慣れてきた。一時は取材先に外付けの(英語版)iPad用キーボードを持ち運んでいたが、最近はキーボードを持ち歩いている時でも、面倒なのでそのまま画面上のソフトウェアキーボードで文字入力してしまうことが増えている。

 また、使い込むほどにさらに使うシーンが増えてくるのも、iPhoneと共通したiPadの特徴だ。iPadを持ち歩くようになったばかりのころは、本体が大きいこともあり、外出中は電子ブックを読んだり(読みたい本がたまたまKindleでしかなかったので、Kindle for iPhoneで読書中だ)、電子メールをチェックするくらいだったが、最近では移動しながら考えをまとめたり、原稿を校正するのにもiPadを活用している。

 常時携帯して利用するとバッテリーの駆動時間も気になるところだ。個人的にはできるだけ見栄えのいい画面が好きなので、どうしてもバックライトを強くしてしまうが、画面の明るさを最大にしても6〜7時間はバッテリーが持つので、その点も快適だ。ちなみに、iPadはiPhone同様にバッテリー残量が20%を切ると警告が出るが、警告が出てからバッテリーが切れるまでの猶予時間も長いので、何かをやっている途中で突然電源が切れ、困った経験は、この2カ月弱で1度もなかった。

 iPadは筆者の生活を変えたか――残念ながら、筆者は今、書籍を数冊平行して執筆していることもあり、さすがに原稿を書いているときはPCのキーボードを使いたくなることが多い。このため「iPadを本格活用し始めれば、ノートPCを持ち歩かずにすむ人が増えるだろう」などといっているくせに自分ではそれを実践できていない。

 また、iPadのKeynoteを使って講演をすることが増え、「iPadがあれば、講演用にノートPCを持ち歩く必要がなくなる」とも言ってきたが、最近はiPadそのものを紹介する講演が多いため、これも実践はできていない。もっとも、iPadそのものを仕事としていない人ならば、ワークスタイルに大きな変化が現れるのではないかと思う。

 実際、ちょっとした記者発表会の取材なら(本の執筆用にノートPCを持ち歩いていても)、録音機能付きノートアプリのAudioNoteがすばやく起動するiPadで済ませてしまう場面が増えてきている。

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