米国、ドイツ、中国で投入される電子書籍端末「LumiRead」の発表や、成長地域である中国のシェア拡大を目指したFouderグループ(方正集団)との提携など、今回の「source home 2010」は地元メディアに向けたサービスの多い内容だったが、製品展示が行われた別会場では日本のユーザーにも気になる製品が並んでいた。写真で見ていこう。
まず目を引いたのが、Core iシリーズを搭載するTimelineの次期モデル「Timeline X」だ。ラインアップは液晶ディスプレイのサイズ別に11.6型、13.3型、14型、15.6型の4モデルをそろえ、薄型のボディデザインや独自の省電力化機能による長時間バッテリーライフを継承しつつ、基本アーキテクチャが刷新されている。超低電圧版のCore iシリーズや最新GPUなどを搭載することで性能を底上げしているのが特徴だ。現行のCULV Core 2 Duo(Solo)搭載モデルを今後リプレースしていくことは間違いないだろう。気になる日本での発売時期だが、イベントに参加していた日本エイサーの瀬戸氏にたずねたところ、残念ながらどのサイズのモデルが投入されるかさえいまだ不明だという。ただし「近いうちには……」(同氏)というコメントも聞けたので楽しみに待ちたい。


画面サイズの違いで4モデルをラインアップする「Timeline X」シリーズ(写真=左)。11.6型液晶を搭載する「1830T」はCore i5-520UM(1.06GHz)を採用(写真=中央)。14型の「4820TG」はCPUにCore i5-430M(2.26GHz)、GPUにMobility Radeon 5650と強力な構成だ(写真=右)このほか、Androidを採用したスマートフォンや、3D対応ノートPCおよび3D液晶ディスプレイといった最新トレンドにあわせた展示のほか、AMDが5月12日に公開した最新モバイル向けCPUの「AMD V105」(1.2GHz/L2 512Kバイト/TDP 9ワット)を搭載するAspire oneの次世代モデルや、DellのAlienware対抗とも言えるゲーミングPC「PREDATOR」なども展示されていた。


バイオハザード5を使った3D液晶のデモは「PREDATOR」で動作していた(写真=左)。日本市場に投入された3D液晶搭載ノートPCと言えば、ASUSTeKの「G51Jx 3Dがよく知られているが、Acerももちろん用意している。写真は「Aspire 5740D」。ただしこちらも日本での発売は未定(写真=中央)。プロジェクターも並んでいた(写真=右)
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