「Let'snote C1」の“トリプルヒンジ”とパフォーマンスを緊急チェック(1/2 ページ)

» 2010年06月02日 17時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

なんといっても、まずは「トリプルヒンジ構造」でしょう

Let'snote C1はLet'snoteシリーズで初めてのコンバーチブルタイプだ。しかし、その姿は通常のクラムシェルタイプノートPCと変わらない

 Let'snoteの新シリーズとして登場した「Let'snote C1」は、液晶ディスプレイを反転させてタブレットPCとしても使えるコンバーチブルタイプのワンスピンドルノートPCだ。Let'snoteシリーズで初めてのコンバーチブルタイプというだけでなく、このカテゴリーのモデルとしてもユニークな機構を導入する。

 ここでは、Let'snote C1の試作機を用いて、特徴的な外観と機能、そして、ベンチマークテストで測定した性能を紹介しよう。なお、本体に用意されたインタフェースやデザイン、ベンチマークテストで測定した結果などは、試作機で確認したものなので、製品版では変更される可能性もある。また、法人向けの製品であるため、クライアントのリクエストに応じて搭載するインタフェースも変更可能であることも留意していただきたい。

 Let'snote C1の最も重要な特徴の1つが、液晶ディスプレイ反転のために導入した「トリプルヒンジ機構」だろう。多くのコンバーチブルノートPCでは、液晶ディスプレイの中央に2軸のヒンジを設けているが、円形の大きなヒンジ構造となってしまってデザインと使い勝手(特に持ち運びにおける)に影響するのと、液晶ディスプレイを回転するときの力が1カ所に集中すること、そして、1カ所で支えることで液晶ディスプレイがぐらついてしまうことなど、いろいろと不利な点がある。

 Let'snote C1では、ボディの左右両脇と、中央の3カ所に回転軸を設けることで、回転にかかる力を分散してヒンジの耐久性を高めるとともに、ヒンジ構造の小型化と軽量化を実現した。さらに、液晶ディスプレイのぐらつきを軽減して、スタイルと使い勝手も通常のノートPCやタブレットPCと変わらないようになった。

Let'snote C1の最も重要な特徴の1つが、この液晶ディスプレイ反転のために導入した「トリプルヒンジ機構」だ。スタイルと使い勝手は通常のノートPCやタブレットPCと変わらない(写真=左)。液晶ディスプレイを反転してタブレット状態にした。パナソニックでは、タブレット状態の使い勝手を考慮したオリジナルツールとして「透明ボード」を用意している。デスクトップにペン入力で書き込みができるもので、書き込んだ状態で画面を保存できるほか、書き込んだ内容だけを別ファイルとして保存することも可能だ。(写真=右)

 液晶ディスプレイには、ワコム製のマルチタッチ対応デジタイザを内蔵している。タッチパネルに0.7ミリ、液晶パネルに0.21ミリの薄い強化ガラスを採用することで堅牢性を維持しつつ軽量化も図っている。液晶ディスプレイ右下には輝度、ソフトウェアキーボードの起動、表示方向の切り替え、画面のズーム、ユーザーが登録したアプリケーションのラウンチャーに使うボタンを配置する。これらは、キーボードが使えないタブレット状態で利用することになる。

 ほかのLet'snoteシリーズと異なり、キーボードはボディの横幅いっぱいではなく左右の両脇にスペースを確保している。これは、タブレット状態で使用するときに、反転させた液晶ディスプレイを支えるためにゴム足を設けるためだ。

液晶ディスプレイのサイズは12.1型ワイドで解像度は1280×800ドットになる。タッチパネルを内蔵しているが、その表示はクリアで見やすい(写真=左)。キーボードはボディの横幅いっぱいに確保されていないが、キーボードのピッチはほとんどのキーで均等ピッチで使い勝手は問題ない

マイレッツ倶楽部モデルでは「無線接続全対応」

 Let'snote C1のインタフェースは、SDメモリーカードスロット、PCカードスロット(TYPE II対応)、左右側面に用意されたUSB 2.0、アナログRGB出力、有線LAN(1000BASE-Tまで対応)を備える。また、無線接続としてIEEE802.11 a/b/g/nとモバイルWiMAX、Bluetoothに標準で対応するほか、マイレッツ倶楽部モデルではSIMカードを差して3GによるワイヤレスWANも利用可能だ。

前面には電源ボタンと無線LANのオン/オフスイッチ、ヘッドフォン、マイク端子、SDメモリーカードスロット、SIMカードスロット(下側にゴムカバーがある部分)を用意する。右側にインジケータがずらりと並ぶが、これは、タブレット状態でも利用できるように従来のLet'snoteシリーズでホイールパッドの周囲にあったHDDアクセスやNumLock、CapsLockなどのインジケータを移設したためだ(写真=左)。背面にはバッテリーベイを2つ設ける(なお、左にあるベイはバッテリーベイではない)

左側面には有線LANと2基のUSB 2.0があり(写真=左)、右側面には1基のPCカードスロット(TYPE II対応)に、USB 2.0、アナログRGB出力、デジタイザ用のスタイラスペンホルダーを備える(写真=右)。左右にあるスロットのうち、主に左スロット側から内部で発生した熱が排出される。右側面のPCカードスロットの上にあるスロットには、法人向けの個別対応で非接触タイプのカードリーダーを搭載可能だ

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