レビュー
» 2010年07月29日 12時45分 公開

GeForceかRadeonか:FF14を余裕でこなすグラフィックスカードは?――「G-Tune」でまとめて検証 (2/3)

[小川夏樹,ITmedia]

まずはベースマシンで定番ベンチマーク

 ベースモデルのマザーボードは、チップセットにIntel P55 Expressを採用するMSIの「P55-SD60」だ(市販の「P55-GD65」をベースにマウスコンピューター向けにカスタマイズされたもの)。CPUは前述の通り、Core i7-870(2.93GHz)を搭載する。Intel Turbo Boost技術によって最大動作クロックは3.6GHz(1コア時)と、Lynnfieldでは最上位のCPUであり、パフォーマンス的にもかなり期待できる。

 メインメモリはDDR3のPC3-10600 2Gバイトモジュールを4枚装着しており、合計で8Gバイトと余裕の容量を確保している。当然OSは標準で64ビット版のWindows 7 Home Premiumなので、8Gバイトの容量を余すことなく利用できるようになっている。

CPU-ZによるCPU情報。搭載するCPUはCore i7-870(2.93GHz)をチョイスした。Intel Turbo Boostに対応しており1コア時には最高で3.6GHzで動作する。コア数は4コアでHyper Threadingにより8スレッドの同時実行が可能だ(画面=左)。CPU-Zによるマザーボードの情報。市販の「P55-GD65」をベースに同社向けにカスタマイズされたものだ。「P55-SD」という表示とマウスコンピューターを示す「MCJ Co,Ltd.」という表示が見える(写真=中央)。検証用に用意してもらったベースマシンのグラフィックスカードはGeForce GTX 470だ。上位のGTX 480に迫るパフォーマンスを持つ。搭載するグラフィックスメモリは1536MバイトであったがCPU-Zではデータを拾えていないようで0Mバイトとなっている点に注意(画面=右)

 ストレージは、起動ドライブにインテル製の80GバイトSSD(X25-M)を2台、RAID 0(スパン構成で容量160Gバイト)にして爆速の起動ドライブとし、これに別途データ用として1TバイトのSATA IIハードディスク(7200rpm)を組み合わせることで大容量データの保存にも耐える仕様にしている。

当然のように、Windows エクスペリエンスインデックスのスコアは「7.5」と余裕の「7」超えである。ハイエンドグラフィックスとSSD RAID 0という構成なのでCPUとメモリのスコアが若干低くなっているものの死角のない仕様と言っていいだろう

 スペックのおさらいはこれくらいにして、いつものようにWindowsエクスペリエンスインデックスから見ていこう。結果を見ると、オール「7」超えは余裕で、1番低いスコアですら「7.5」をマークした。SSD RAIDのHDDは最高値の「7.9」、GeForce GTX 470のWindows Aeroとゲーム用のグラフィックスコアがともに「7.6」で、CPUとメモリが「7.5」と死角のないマシンに仕上がっている。

 グラフィックスカードを交換する前の状態で行ったベンチマークの結果を掲載しておく。計測したベンチマークソフトはいつものようにPCMark05、PCMark Vantage、3DMark06、3DMark Vantageといった専用のベンチマークに加えて、3Dゲーム系のFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3、STREET FIGHTER IV BENCHMARK、LOST PLANET体験版&ベンチマークDirectX 10版、THE LAST REMNANT体験版&ベンチマークである。標準では1280×1024ドット(32ビット)で計測しているがこのうち3Dゲーム系のベンチマークではフルHD(1920×1080ドット)でも試している。

PCMark05(画面=左)とPCMark Vantage(画面=右)の結果

3DMark06(画面=左)と3DMark Vantage(画面=右)の結果

FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3(画面=左)とSTREET FIGHTER IV BENCHMARK(画面=右)の結果

LOST PLANET体験版&ベンチマークDirectX 10版(画面=左)とTHE LAST REMNANT体験版&ベンチマーク(画面=右)の結果

 結果はグラフの通りだが、このままでも十分に3Dゲームをバリバリと楽しめるパフォーマンスを持っていることが分かる。現状の3Dゲームであればほとんどのタイトルを何の苦もなく動作させることができる“完全無欠”に近いスペックであると思われるが、果たしてFF14となるとどうなるのかは興味深いところだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう