「Lenovo JAPAN Partner Council 2010」はレノボ・ジャパンがSIや流通などのパートナー企業に対して、同社の実績と将来の戦略展開を示すイベントだ。今回も、同社代表取締役社長のロートリック・ラピン氏や主要幹部が登場して、好調だった2010年の実績をアピールした。
同社代表取締役社長のロートリック・ラピン氏は、マーケットシェアが過去最高の10.2%に達し、成長率でも市場平均を大きく超える60%であることを訴求し、この傾向は日本市場でも同様で、日本市場全体の伸び率が20%台という状況で、レノボ・ジャパンは70%に近い成長率であることを示した。
ラピン氏は大和事業所の移転についても言及し、投資効率を追求する外資系企業では、大和事業所についてもより低コストで運営できる地域に機能を移して合理化を図る選択肢もあったが、レノボ・ジャパンでは、大和事業所へのさらなる投資を決定し、横浜のみなとみらい21地区に“移設”して、同事業所に蓄積された知的財産を残すことにしたと述べた。
レノボ・ジャパン 常務執行役員エグゼクティブ・ディレクター パートナー事業担当の留目真伸氏は、日本のPC市場において、競合するほかのPCメーカーと比べて高い成長率を示すレノボ・ジャパンの実績を2009年第3四半期から2010年第2四半期のデータで紹介した。
レノボ・ジャパン 製品事業部 事業部長の佐塚千帆氏は、2010年にレノボが行った活動を振り返り、10シリーズ、約220製品を発表してラインアップを拡充し、特に量販店におけるIdeaブランド展開を強化したと述べた。また、Thinkブランドでも、ThinkPad Edge、ThinkPad X100eの発表をトピックとして取り上げたほか、ThinkStation、ThinkServerとあわせて、液晶一体型製品の拡充が取り上げられた。ThinkPad Edgeシリーズでは、先週発表された「ThinkPad Edge 11”」の実機が登場し、1.5キロのシリーズ最軽量ボディやCPUにCore i3-380UMの採用でバッテリー駆動6時間の実現、耐水性キーボードの搭載などの特徴が紹介された。
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