ムーリーさん、欧州のPCゲーマーに「Intel Z68 Express」を世界初解説CeBIT 2011

» 2011年03月05日 04時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

オーバークロックもグラフィックス機能も両方使える。「Z68」ならばね。

 Intelは、なぜか連日プレスカンファレンスやらスピーチセッションを行って、存在感をアピールしている。その最も典型的な場所が、1つの建物を占有して、ゲーミングPCのイベントを開催しているHall 23だ。CeBIT 2011の4日目になる3月4日(現地時間)には、ムーリーエデン氏がメインステージに登場して、先日発表したばかりのCore i7-990X Extreme Editionのパフォーマンスとオーバークロッキング性能を紹介したほか、CeBIT 2011で各PCパーツベンダーがサンプルを多数展示している「Intel Z68 Express」チップセットについて、初めて公の場で言及した。

 欧州では、PCゲームの人気が依然として高く、ゲームイベントなどは若い(見た目中高生)ユーザーで異様な盛り上がりとなる。ゲームイベントもショー化が進み、トップクラスのゲーマーは、プロとして認められるだけでなく、熱烈なファンに支えられ、彼らの名前がブランド名として製品の販売促進となったり、PCパーツベンダーが彼らの活動を支援したりということが広く行われてる。

 そういうPCゲーマーで盛り上がるHall 23でのスピーチだけに、エデン氏の話す内容もオーバークロックといった性能向上の面に集中した。

 Core i7-990X Extremeの紹介では、リファレンスの動作クロックが3.46GHz、6コア12スレッド対応というスペック以外にも、会場でデモを行っているマシンが空冷条件で5GHzのオーバークロックを実現し、かつ、安定してゲームを動作させていること、そして、2011年2月16日に行われた「WORLDWIDE OVERLOCKING LERGUE」で、Core i7-990X Extreme Editionが7092.83MHzを達成したことなどを訴求した。

さりげなく発表されたばかりのCore i7-990X Extreme Edition(写真=左)。2011年2月のオーバークロックイベントで7GHz超えを達成した(写真=右)

 さらに、Sandy Bridge世代のCoreプロセッサー・ファミリーに導入されたTurbo Boost 2.0 Technologyが、従来のTurbo Boost Technologyよりクロックアップ上限が増したことと、CPUに統合されたグラフィックスコア「第2世代のIntel HD Graphics」が機能と性能を進化させて、3Dゲーム性能が従来の25%向上したことなどを欧州のPCゲーマーたちに説明したエデン氏は、Sandy Bridge世代のCPUで実現したオーバークロック性能と進化したグラフィックス性能の両方を享受できるチップセットとして、「Intel Z68 Express」を紹介した。

Sandy Bridge世代のCPUでは、Turbo Boost Technologyが進化して、クロックアップの上限がかさ上げされたほか(写真=左)、統合されたグラフィクスコアの性能も格段に進化した(写真=右)

 エデン氏の講演で示されたスライドには、構成図などの詳しい情報はなかったものの、従来、Intel P67 Expressでのみ可能だったCPU、メモリのオーバークロックと同時に、これも、従来Intel H67 Expressなどの“H”系チップセットだけで利用できたIntel HD Graphicsの機能、「Quick Sync Video」「InTru 3D」「Intel Insider」の両方がIntel Z68 ExpressとSandy Bridge世代のCPUの組み合わせで有効になると、エデン氏は解説している。

 講演では、Intel Z68 Expressをシステムに組み込んだ初めての動作デモとして、StarCraft IIのリアルプレイがステージで行われた。なお、Intel Z68 Express搭載マザーボードにグラフィックスカードを差したときの挙動については説明はなかった。

Intel P67 ExpressもIntel H67 ExpressもSandy Bridge世代のCPUが備えた特徴の“半分”しか利用できなかった。オーバークロックもグラフィックス機能も利用できるのがIntel Z68 Expressだ(写真=左)。初めてのIntel Z68 Express採用システムによる初めての動作デモとしてStarCraft IIがプレイされた(写真=右)

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