ドイツで気になったマザーボードをまとめてチェックCeBIT 2011(1/2 ページ)

» 2011年03月10日 17時32分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 前評判では「ちょっと地味になりそうじゃないの」といわれていたCeBIT 2011も、Bulldozer対応のAM3+を搭載したマザーボードや、Intel Z68 Expressを搭載したマザーボードやら、とにかく、PCパーツのカテゴリーではマザーボードの未発表サンプルで収穫があった。また、GIGABYTEやASUSではオーバークロックを意識した日本未発表、または、日本未発売のマザーボードが公開されていた。

 ここでは、GIGABYTEのオーバークロックマザーボードの解説を中心に、CeBIT 2011で公開された“注目しておきたい”マザーボードを紹介しよう。

GIGABYTEマザーボードの本命はドイツだ?

 GIGABYTEのブースでも、Intel Z68 ExpressやIntel H61 Express搭載マザーボードのサンプル展示が行われていたが、それを超える主役として目立っていたのが、日本で3月2日に発表会が行われた「G1-Killer」シリーズだ。「G1.Assassin」「G1.Sniper」「G1.Guerrilla」といったPCゲームユーザーに特化した豊富な機能と個性的なデザインを施したマザーボードが、視覚的にも目立っていたが、それとともに、主役となっていたのが日本での発表は“後日”とされた、「GA-X58A-OC」だ。型番末尾にある「-OC」が示すように、オーバークロック利用を最優先にデザインされたマザーボードで、「OC-VRM」「OC-Touch」「OC-PEG」「OC-Cool」「OC-Dual BIOS」といった、オーバークロックチューニング作業を支援する機能を多数導入している。

“G1”シリーズとともにCeBITのGIGABYTEブースで主役だった「GA-X58A-OC」は、オーバークロック特化タイプのマザーボードだ(写真=左)。“G1-Killer”シリーズはCeBIT 2011と同じタイミングで日本でも発表会が行われたが、そこでは展示されなかった「G1.Guerrilla」も公開されていた。廉価モデルだが、8フェース構成電源回路やDual Power Switching Technology、3枚構成までのSLIとCrossFireXそれぞれのサポート、E2100ギガビットLANの実装など、その機能は上位モデルとそれほど変わらない(写真=右)

 OC-VRMでは、入力1500ワット、出力1200ワットの大電力を安定して制御するため、高品質のチョークとチップコンデンサ(Poscaps)を大幅に取り入れるとともに、オーバークロック用のPWMを実装して、専用のディップスイッチで、600K/800K/1000Kの切り替えができるようにしている。

 OC-Touchでは、マザーボードにオンボードスイッチを設けて、マザーボードをPCケースに収容しない状態でも各種設定が可能にしてある。オンボードスイッチには、従来のマザーボードでもよくある電源のオン/オフスイッチや、再起動スイッチ、POSTコード表示用のLEDは当然として、それ以外にも、「OC Gear」と呼ぶベースクロックの変更ボタン(有効にするボタンと上下に変更するボタンの組み合わせ)、CPUのクロック倍率を上下に変更する専用ボタンに加えて、「4G Ready button」と呼ぶボタンが設けられている。4G Ready buttonは、オーバークロック設定を自動的に行うだけでなく、「4GHz動作」のオーバークロック設定を目指すという。また、マザーボードの各部における駆動電圧をリアルタイムで測定できるテスター用ポートも設けられている。

 OC-PEGでは、Serial ATA対応デバイスで利用されているのと同じ形状の電源コネクタをマザーボードに2カ所設けることで、PCI Expressスロットに差したハイエンドグラフィックスカードのマルチ環境でも安定した電力を供給できるように3系統のPCI Express用電源を確保している。

GA-X58A-OCのメイン機能ともいうべきオンボードスイッチ群。特に、ベースクロックの変更を有効にする「OC Gear」と4GHz台を想定した自動オーバークロック機能「4G Ready button」に注目(写真=左)。また、PCI Express x16スロットに差したハイエンドグラフィックスカードに安定した電力を供給するため、補助電源用に2つのコネクタを用意した(写真=右)

なお、OC-Coolでは、ヒートパイプを組み込んだクーラーユニットが訴求されている

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