インストールが完了してアカウントもできてログインも成功しました。早速“電話”をかけてみましょう。Skypeユーザー同士の会話は無料で行えます。
電話をかける前に、PCのスピーカーとマイクが有効になっているか確認しておきましょう。PCに内蔵されていると設定は楽ですが、内蔵されていない場合は、外付けのマイクやスピーカーが必要になります。
スピーカーとマイクが有効になったら、相手を指定して電話をかけます。表示されているウィンドウ(コンタクトリストと呼びます)に「Echo / Sound Test Service」というユーザーが表示されています。これは電話が正しくかけられるかを試せるテスト用のアカウントで、電話をかけて話すと、その音声を録音して聞かせてくれます。これで、自分の話している内容が相手に届いているか、聞こえづらくないかがチェックできるのです。
テスト用のアカウントにつながったら、10秒以内でメッセージを話してみます。そのまま待っていると、録音した音声が聞こえてきます。声が聞こえなかったり音量が小さすぎるという場合は、繰り返し試しながらスピーカーの音量かマイクの録音レベルを調整しましょう
通話がうまくできていたら、Skypeを使っている知り合いと通話してみましょう。ただ、最初からコンタクトリストに知り合いが表示されているわけではありません。[検索]と書かれた欄に相手の名前などの条件を入れて探してみます。本名などを入力した場合、同姓同名の人がたくさん表示されることもあるので、うっかり別の人と間違えないように注意しましょう。
目的の相手が見つかれば「コンタクトの追加」、または「追加」ボタンをクリックします。「コンタクト要求を送信」という画面が出てきますので、あいさつのメッセージを書いて「リクエストの送信」ボタンを押します。「コンタクト要求が送信されました」というページが表示されますので、画面を閉じて相手から承認してもらうのを待ちます。なお、設定によっては、承認を待たずに発信できる場合もあります。
送信されたコンタクト要求を見て相手が通話を承認すれば、コンタクトリストに名前が表示され、Skypeで通話が可能になります(相手が通話ではなくテキストチャットしか許可していない場合は、通話ができない場合もあります)。コンタクトリストの名前を右クリックして「このコンタクトに発信」を選びます。
以上で、SkypeをインストールしたPC同士で音声通話が“タダで”行えるようになりました。インターネットのIP接続を利用して無料で通話ができるのは、企業だけでなく、遠く離れた家族と話すことが多い個人でもメリットは大きいでしょう。一般電話の交換機を経由しないので、電話局の通話規制がかかっている場合でも、Skypeは通話できる可能性があるといった具合に、非常用のコミュニケーション手段としても有効です。
次回は、Skypeを使っていないユーザーと固定電話や携帯電話で通話する方法について解説します。
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