予算は10万円。動作が速くて、見た目も“かわいい”PCがほしいのショップのダメ出し!(2/3 ページ)

» 2011年05月18日 17時21分 公開
[吉川慧(ぜせ),ITmedia]

小型マシンを組むときはパーツの規格に注意!

IN WIN「IW-BM657/160」。市販のメーカー製PCなどでは見られない、特徴的なデザインだ。カラーバリエーションも今回採用したフューシャレッドをはじめ、スタイリーブラックとシャンパンゴールドの3色がある。また光学ドライブの開閉カバーなども備わっているので、搭載するドライブの色を考慮しなくていいのもポイントだ

 最初にPCケースを、PC-Q11RからIN WINの「IW-BM657R/160」へ変更をすすめられた。この変更について早川氏は「最初に選択しているPC-Q11Rも、赤系のカラーでスタイリッシュかつコンパクトでいいんですが、今回はご相談を受けている方が女性ということで、よりデザインがキュートなIW-BM657R/160をオススメします。市販のメーカー製PCは、コストや機能性を重視しているため、カラーバリエーションはブラックやシルバー、あってもホワイトのものがほとんどです。また、デザインに関しても、こういった特徴のあるケースはあまりありません。しかし、PCパーツ単体見ればカラーやデザインのバリエーションも最近は多く出てきています。せっかく見た目を自由に選べる自作PCだからこそ、デザインはこだわりたいですね」と話す。

 また、小型PCを組む際の注意事項やアドバイスとして「変更前のPC-Q11RはATX電源を搭載することが可能ですが、多くの小型PC用のケースの場合、ATX電源より小さいSFX電源に対応しているものが多いです。そのため、Mini-ITXマザーなどに対応するケースの場合は、電源の規格をまず確認する必要があります。また、光学ドライブやHDDを搭載するドライブベイがスリムドライブのみに対応していたり、内蔵HDDの搭載数が少なかったりするので、その点を踏まえて、PCの使い道を決めたら、まず最初にケースを選ぶ必要がありますね」とアドバイスしてくれた。

ケースは決まった。あとは内部の構成だ!――メインPCとするならもっとCPUにパワーを

インテル「SSDSA2CW120G310-M」。「Intel SSD 320」シリーズの120Gバイトモデル。インタフェースはSATA2.0なので、シーケンシャルリードが300Mバイト/秒を超えるSATA3.0対応SSDと比べて読み込み速度は劣るが、HDDよりははるかに高速だ

 ケースに内蔵できるHDDが1台のみとのことだったのでデータ用のHDDを削除。SSDも64GバイトのCSSD-S6M64NMQからインテルの「SSDSA2CW120G310-M」に変更し、120Gバイトへ容量をアップした。

 早川氏は「今回ケースで採用したIW-BM657/160は、5インチベイを備えるので光学ドライブはそのままで大丈夫です。また電源に関しても専用の160ワットの電源が搭載されているので、別途購入する必要はありません。しかし、HDD用の3.5インチベイが1つしかないため、容量か速度かを選ぶ必要がでてきます。バランスを考えて、データを保存する内部のディスクの回転数が速いHDDを選択することもアリですが、今回は最初にご相談いただいた使い道から、データを大量に保存する必要あまりなく、PCの動作速度を重視しているようなので、今回は少し容量をアップして、SSDを搭載することにしました。もし、後からデータの容量が必要になっても、増設が簡単な外付けのHDDを利用してもらうことも可能ですから」とコメント。

 さらに、マザーボードとCPUについてダメ出しが入った。当初CPUとセットだったE350M1/USB3から同ASRock製の「H67M-ITX」へシフト。CPUはインテルの「Core i3-2100T」を搭載することになった。

 このダメ出しについて早川氏は「CPU内蔵型マザーとなるE350M1/USB3についてですが、搭載しているAMDのグラフィックス統合型CPU“Fusion APU ”「E-350」は、消費電力の目安となるTDPが18ワットと低く、また2コアでクロック数も1.6GHzと、最近のMini-ITXマザーの中では性能、コストパフォーマンス、省電力と3拍子そろっています。しかし、メインPCとして使うならば、少しパワー不足な感がいなめません。また、現在はPCに高負荷がかかるような使い道は考えていないようですが、使っていくうちにゲームをしたくなったり、動画のエンコードなどの高負荷な作業をしたくなったりした時のために、今後の拡張性も考えて、CPUとマザーは別個のものにしました」と赤を入れる。

ASRock「H67M-ITX」。インテルの「第2世代Core i シリーズ」に対応している。またHDMI端子も1系統備えるので、対応するテレビなどにつないで大画面でBlu-ray Discの視聴などが楽しめる(写真=左)。インテル「Core i3-2100T」。インテルの「第2世代Core i シリーズ」で、グラフィックス機能を内蔵する。2コアでクロック数は2.5GHz、TDPは35ワットと省電力性に優れ、メインPCとしての使用にも耐える演算能力を持つ(写真=右)

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