「サクサクの操作性」は、NVIDIAのTegra 2プロセッサによる効果も大変高い。登壇したNVIDIA Japanのコンテンツ&テクノロジ事業部 平柳太一コンテンツマネージャが「タブレット使用目的は、8割以上がゲームである」という英国調査会社のデータ示し、Tegra 2は優れたWebサイトのレンダリングやハイビジョン動画再生支援、Flash動作速度はもちろん、ゲーム機としても高いパフォーマンスを示すメリットを説いた。
「家庭用ゲーム機のクオリティをモバイル端末で楽しみたいなら、GeForceシリーズのDNAを受け継いだTegra 2搭載マシンでなければ体験できない。より高品質、よりインタラクティブで、高難易度(AI・敵レベルが高い)、さらにマルチプラットフォームでゲームプレイできるようになる。TF101はこれをハイレベルに実現できるデバイスの1つだ」(NVIDIA Japanの平柳氏)
Tegra 2+Eee Pad Transformerの3Dゲームデモンストレーション(音声付き)
(表示されない場合はこちらから) |
このほか、国内における法人訴求をより推進する意向も示した。EeeシリーズやゲーマーPC、自作PCパーツなどコンシューマー製品のイメージが強い同社だが、タッチパネル搭載液晶一体型PCを軸に、医療・物販・流通・飲食・教育といった企業、業種への導入への導入事例が増えているという。
「これまではハードウェアもソフトウェアも同じ社がまとめてという流れだったが、時代の流れとともにハードウェア部分の導入・初期コストをより削減したいと考える企業が増えている。発足より1年半で法人市場向けタッチ製品販売数1万台を達成したが、こういった企業、業種の層に対して弊社は高い訴求力がある。ちなみに教系シーンへの訴求なども含めてEee Pad Transformerの法人提供についても需要が高いと思われる」(アスース・ジャパン法人営業課の鈴木信二課長)
COMPUTEX TAIPEI 2011で公開した“スマートフォン内蔵”タブレット「Padfone」のモックアップモデルも展示した。
Padfoneは、スマートフォンを“内蔵”できるタブレットデバイスだ。スマートフォン側に備える通信機能を共有でき、タブレットスタイルとスマートフォンスタイルを1台でスマートに両立できる工夫を特徴とする。
COMPUTEX TAIPEI 2011での展示と同様に、残念ながら詳細スペックは示されなかった。「プロセッサはTegra 2で、当然だがTF101と同等(かそれ以上)のパフォーマンスを示す実力はある」(説明員)という。
スマートフォン“内蔵”タブレット ASUS「Padfone」
(表示されない場合はこちらから) |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.